2010年6月7日月曜日

Chasm Bridge 66: 『素晴らしい商品・サービスは必ず成功する』 Evernote社 CEO Phil Libin氏が語る

本日は以前から考えていた起業哲学をEvernoteと絡めて書きたいと思います。

ご存知、シリコンバレーは太陽がまぶしい米国カリフォルニア州に位置します。日々イノベーションが生まれるこの地には、年齢制限なく、好奇心旺盛な人間が挑戦をしに訪れるのです。



しかし、そこで成功を収める商品/サービスはほんの一握り。参入障壁が低く、創業資金も少なくて済むウェブ業界にはプレイヤー数が多くなり、その99%が目的を実現する前に市場から立ち去っていくのが現状です。

そういった厳しい、かつエキサイティングな環境下で、ユーザーの心を結果として掴んだTwitterやUSTREAM等の代表的なサービスを目指し、多くの人間がその成功を導いた『方程式』を探っているわけですが・・
そんな起業家達の背中を押すかのように、『Best Products Don’t Always Win(最も優れた商品が勝利するとは限らない)』というフレーズが使われることがあります。果たしてこれはどういう意味なのでしょう?確かにリリースのタイミングだったり、プロモーションも大事な要素であることは間違いありません。
しかし。今年に入ってユーザー数を急上昇中のスタートアップ企業、Evernote社CEOのPhil Libin氏はその励ましを完全否定しています。本日はそんな同氏の起業哲学を探ってみたいと思います。

ライフハック促進サービスとして日本でも人気上昇中のEvernoteは、ユーザーの『外部脳的』な役割を果たすコンテンツ管理サービス。2008年に同社を創業したPhil氏は、先月開催されたFounder Showcaseイベント*で自らの体験を基にこう語っています。

多くの人間は起業家の成功条件として、自身が有する限られたリソースを商品だけではなくマーケティング等にも回せ!という。しかし私はその説が全く間違っていると考えている。Evernoteは素晴らしい商品を創るためだけにほぼ全ての資金を投入したサービスだ。何故なら、多くの人が愛する素晴らしい商品を作れば、他の全てのプライズはそれに付随するからね


Evernote社の方程式は非常にシンプルかつ明快。

1.驚く程素晴らしい商品を創ること
2.それを課金すること


それだけなのです。ご存知Evernote社はウェブサービスで代表的な『フリーミアム*2』を実現しています。過半数のユーザーには無料でサービスを提供し、人数は少ないがサービスを不可欠と捉えるユーザー層から有料オプションで課金をする。

このビジネスモデルで成長を続けるPhil氏によると、Evernote社は:
創業から2年未満で、300万人のユーザー数を獲得。そしてこの瞬間も1日1万人ペースで増加中
・Evernote社は有料プレミアムオプションから、3000万~4000万円/月 の収益を上げる。
・全体ユーザーの2%がプレミアムオプションに参加
・ユーザーがEvernoteを使えば使うほど、彼らがプレミアムアカウントを必要とする仕組みが用意されている。Phil氏によれば、『長期間使うほど、味が出るサービス』なのです。

ユーザーが一度使ってしまうともはや手放せないようなサービス、それがEvernoteなのでしょう。絶対成功するスタートアップの方程式は存在しません。しかし、1つ確かなことは、Phil氏が言うように、『商品の面白さを妥協したサービスは市場から淘汰される』、ということだと私も共感しています。

*1 Founder Showcaseイベントは4半期で開催される、全米からスタートアップ創業者が集う。
*2 Wired誌編集長のChris Anderson氏が出版した名著『フリー <無料>からお金を生み出す新戦略』参考。


参考記事:
Best Products Don't Always Win

2010年6月3日木曜日

Chasm Bridge 65: Seth Godinから学ぶ、自分の眼を覚ます『問い』 #wondershake 

サンディエゴでの勝負も残り10日。俄然盛り上がってきました。

さて最近特に意識していることは、『面白く』生きることです。
(ここでの面白くはFUNNYに近いです)

事業はもちろん、日常的に触れる全ての出会いは偶発的な可能性で満ち溢れている・・そう考えると、もっともっとそれを掘り下げたくなります。現状を認識することはもちろん大事です。しかしWHAT留まりは個人的に嫌で、それよりオリジナルでいた方が楽しい。問いが溢れ出ると、自発的に出会いを掘り下げ始める。
その過程で、『これあったら面白い!』が自然と飛び出てきます。



そういったアプローチが五感的に納得がいった故か、ここ数日は思考が常に敏感反応する。
これにはiPad×Evernoteのやり方が非常に効いているとも感じます。毎朝1000件程ブログに目を通して、50件程Evernoteにぶち込み、一件づつ様々な時間・場所にてじっくり読み掘る作業。慣れてきましたし、効率性も上がってきました。

そういった背景を踏まえ、本日はSeth Godin氏のアドバイスを紹介。
自分の全てを出しきって毎日を生きているのか?、その指針になると感じています。
以下16点、検討に当たると思うので、どうぞお楽しみ下さい。

1.あなたは誰を喜ばせたくて仕事をしているのだろう?

2.あなたは生計を立てたいのか、変化を起こしたいのか、それとも歴史を変えたいのか?

3.あなたが成功を収めた時、世界の景色はどう変わっているのだろう?

4.新規顧客を増やすことが重要なのか、それとも既存顧客との新密度を高めることが大事なのか?

5.あなたはチームで働きたいか?もしそうであるなら、どのくらいの規模のチームか?

6.あなたは終わりが見えないプロジェクトにぐずぐず時間を投資したいのか、それとも自然体で成果を出せるプロジェクトを実行したいのか?

7.あなたは全力で自らのサービスを売り込みたいのか、それとも買い手が自分のドアをノックするのを待っているだけなのか?

8.あなたは次のどちらだろう。新しいカテゴリーを創る人間か、同じカテゴリー内で競争する人間か?

9.もし第三者から投資を受ける場合、それを何とでも返す準備は出来ているのか?

10.あなたにとって個人的な成長はもう十分だろうか?それとも現在のプロジェクトはあなたを次のレベルにステップさせるような刺激をしてくれているだろうか?

11.次から選んで欲しい。顧客を引っ張り、彼らに挑戦をさせるのか。彼らが欲しいものだけを与えるのか。

12.成功したと感じるまで後あなたはどれくらい待てるのだろう?

13.あなたにとって完璧でいることは重要か?(公共の場で失敗することを避けているのか?)

14.あなたは顧客同士がお互いを認知した方(Sethの言うTRIBEな状態)が良いと考えているのか?それとも顧客同士は匿名かつ離ればなれであった方が良いと考えているのか?

15.あなたは失敗、消滅、辱めという名の境界線のどれだけ近くまで飛べるだろうか?
(そして、どれだけ他者からの批判にオープンでいらえるのだろう)

16.『多忙』とはどういう意味なのか?この言葉から想像できるイメージをあなたは描いているだろうか?


Seth氏が最後にも述べていますが、私達の多くは直ぐ成果が出る答えを求めがち、そう自分は強く感じています。

残念ながら、この時代に絶対成功する方程式なんて存在しません。
短期的に成果が出ても、それは歴史を変えること、世界は持続的に面白くすることは難しいはず。
また、そんなものがあったら逆につまらないでしょう。偶然性のかけらもなくなってしまう。

短期的な答えよりも、やはり大事なのは『問い』。
問いは一見バラバラに見える点を繋ぐ、私達一人一人がもつ最強の武器です。個別の出会いを無駄なものとして捉えるのは、直ぐ答えを求めるから。
1日は誰にでも平等に24時間与えられます。短いようで、一息つくタイミングはいくらでもあるはずです。
(もの凄い忙しくて何も出来ないって人はイメージ出来ますし、理解出来ます。しかしこれも究極的には言い訳なのかな・・と最近は強く感じます)

問いを通して、想像力は解き放たれ、イノベーションが生まれる。

当たり前かもしれませんが、この時代はウェブと少しの時間さえあれば、誰でも情報をこの瞬間獲得出来る。WHATだけ追っても、答えだけでは変化は生まれない。
少しの達成感はありますが、クリエイティブな価値は生まれないでしょう。

そして、皆が均一的な考え方をしているようではつまらない。
日本が、世界がつまらなくなる。

だったら。
オリジナルな味をもつ人がたくさんいたら、日本もどんどん面白くなる、そう思います。

そのために自分は勝負したいですし、こういった仕組み時代も、事業を通して実現したいと思っています。

引用記事:
16 questions for free agents

2010年6月2日水曜日

Chasm Bridge 64: 世界を揺らすストーリーを描く

ついに6月、帰国が大分近づいてきました。
5月も思考錯誤の連続だったけど、見えない者がすっきり見えるようになってきたのを感じています。

本当に色々な場所を訪れ、様々な人に出会い。悩み、不安に駆られ、その先に出会った感謝と感動。
自分という人間ともっと仲良くなれたと感じています。



そしてその過程で歴史観、世界観、死生観の重要性を改めて認識出来ました。現在準備中のサービスにも、人生にも言えること。

そこで本日は、二つの気づきを共有したいと思います。当たり前と感じるかもしれませんが、思考錯誤で体感出来た大きな学びなので改めて書きたいと思います。

1つ目は、未来のイメージが現実にイノベーションを起こすこと

事業のインセンティブ設計等で頭を悩ませていた5月。あーでもないこーでもない、と。分かったと想ったら、また戻り。出来たと想ったら、創りなおし・・の連続。

しかし、そこでふと気付きが降りてきました。
いつの間にか、自分がユーザーの『現在』の行動パターンをベースに、サービスを修正し始めていることを。

そして、自分が創ろうとしているものは未来の世界観だったということを

今の行動パターンを固定しても、この未来像は実現しない。
もしそれで上手く行っても、自分が誰よりも満足出来ないサービスを創ってしまうから。

だから方向性を改めて感じ取りました。

創りたい未来を固定して、今で遊ぶ



改めて気づきました。人間のイマジネーションの可能性は計り知れないこと。
また、それは『IF』という言葉に集約される、ということ。

もし、山の向こうに最高の景色があったら・・そう感じ取れるから辛い山道も登れる。
もし、脱獄出来たら世界はきっと美しい・・そう感じ取れるから現実の痛みに耐えて希望を持ち続けることが出来る。
イマジネーション次第、いやそれを自然と発動させるストーリー次第で人間は凄いことが出来てしまう。

確かに歴史に『IF』は存在しませんが、未来は逆に『IF』しかありません。
故に、全てが今の行動で書き換え可能なのです。

鍵はストーリーテリング。

未来を想像できる物語が、想像力を爆発させます。
それによって人は五感的に動きたいと思える。ここらへんは理屈じゃない、そう感じます。

明日、来週、来月、来年、3年後、5年後、10年後のイメージ像。
それは多くの人が無意識的に漠然と抱いている。でもそれが意識上に上がっていないだけ。

未来を今に引っ張り出す、自分はそんな仕事をしようとしているんだなと気づきました。

もちろん、Wonder Shakeもそれをど真ん中で捉えるつもりでいます。
6月から開発をスタート予定なので、ワクワクが止まりません。

Future makes Present So Exciting.そしてそこにイノベーションが生まれる。そう感じています。

二つ目の話は過去が今を創っていることの面白さについて。

2009年9月から今までの9ヶ月間・・サンディエゴに来て良かったと心の底から思っています。
しかもこのタイミングで来れたことは、最高にラッキーだったなと。
それはTwitterだったり、今まで自分が発信してきたブログからも把握出来ると思います。

こちらにいることで日本でデジタル情報だけで留まったら見えなかったこと、その先にある世界を生で感じられました。



また、カリフォルニアにて起きた出会いを通じて:
今、目の前にいる人間と『このタイミング』で出会える、それはある意味奇跡みたいなものだと感じました。
自分がカリフォルニアを一番最初にイメージしたのも本来は偶然の出会いからだったわけで、(シリコンバレーを感じたいとかは後付けです。本来は非常にしょうもない理由でした)
現在こちらにいる人間も同様に偶然のきっかけが始まりで、ここにいるわけです。

偶然の出会い。
当時はあまり意味がない、だったり未来と繋がらないなと思っていたことが、
今はもはや必然的に見えます。

そして全ての出会いに今だったら『ありがとう』と言える。
無駄な出会いなんてなくて、未来の自分はそれに感動するはずだと。



出会いの重さ、改めてカリフォルニアという非日常なセッティングにいたから感じ取れました。
出会いは自分から掴みに行くもの。
ジョブスが言った有名な話もありましたが、今ならバラバラな点と点が繋がる感覚がスーッと理解出来ます。

人生とはストーリー
人間一人一人に過去と今を繋げる物語があって、世界にも物語がある。
そして一人一人のストーリーが絡み合って、シナジーを起こして、世界の大きな絵が描かれる。

絶対実現したいと思える未来を基に、今が最高に面白くなるし、
過去描いてきた軌跡を基に、今が奇跡のようにも見えること。

問題は今をどう捉えるのか。今を今だけで捉えたらイマジネーションは動かない。
でもストーリー次第で、現在の出会いの全てがチャンスに見える

最後に、自分が英語で大好きなフレーズを紹介します。

Turning Lemon into Lemonade。
単独で存在するレモンを、違う付加価値のあるレモネードに変えてしまう。

偶然性に溢れたこの人生が素晴らしい、そう2010年6月に心の底から感じられました。
そしてここからも世界を揺らすストーリーを描きたい。

残りの数日、サンディエゴでの軌跡をより日常的にアップデートしていきたいと思います。

2010年5月14日金曜日

Chasm Bridge 63 : 『風』が感じられる楽しさ ~Don't Say it, Just Do it~

再び『風』が感じられる。
子供の時は毎日感じていたこの匂い。日が沈むまで外で走りまわった昔の感覚。

2010年4月、少年時代の感覚が戻ってきました。



事業構想のためにほぼ全ての時間を使い、そのプロセスを楽しみ切りました。

『世界に終わらない子供心を。
そして日本発、世界で初めての試みを実現すること』

こんなバナーを掲げて。

サンディエゴに来てから8カ月以上が経ちました。
ジョブズの話に近いのですが、現在はそこからの学びの1つ1つが繋がっていくのを感じています。
ワクワクして寝るのが惜しい感覚。

4月を経て実感したテーマ、それは『Don't Say it, Do it』
人の話を聴くことは楽しいですし、『楽』です。そして人と出会うことももちろん大事です。
しかし、それだけでは世界は変わらない。
結局のところ自分が本気でやろうとしていることを人に伝え、そこから生まれる化学反応で人は強くなっていく。そう最近痛感しています。

本日は現状を再認識するためにも去年からの歩みを整理し、自分が思考錯誤の中から得た教訓を共有したいと思います。これも一つのChasm Bridgeになる、そう信じています。

去年の9月、鈴木 仁士はサンディエゴに渡米しました。
9~12月はひたすらソーシャルウェブを通して様々な人と出会いました。何を果たしたいか、志は定まっていなかったものの、米国に来ているのに世界が小さくなっていく感覚を味わい、感動をする。Twitterを夢中に使った日々。本当に多くの方から励ましの声を頂きました。
毎日次のステップを考え抜き、考え抜き。そしてある日、肩の荷が下りるかのように気づきました。
12月、ついに現在の事業コンセプトの芽を発見したのです。

そして2010年のスタート。それは当ブログ"Wonder Shake"の始まりでもありました。
1~3月はとにかく、がむしゃらにぶつかった。
毎日ブログ記事を1000件以上読み、ブログに1日1投稿を行い、ソーシャルウェブでどんどん人と出会った。
そしてメンターと自分が尊敬する方々とスカイプを通じてお話をし、自分の挑戦の意義を確認しようとした。
人の話から学ぼうと勤めました。


しかし、まだまだ甘かった。そう気づいたのは3月最後に訪れたシリコンバレーの経験でした。



結局は口だけだった。
自分は事業構想に自信とアツい想いがあったものの、それ自体についてのフィードバックを無意識に避けていたことに気づきました。自分のアイデアを子供のように守っていただけだった・・そうシリコンバレーでハッと認識したのです。多くの方からフィードバックを頂くことを通じて、自分の弱さ・甘さが露呈しました。

Don't Say it, Do it
悔しさと共に、そんな言葉を自分にぶつけていました。

何となくやりたいのか?それとも本気でやりたいのか?
本気で今年中にやるのなら、悠長に語っている暇はないだろう。
自分は改めてまだまだ弱いし、小さい人間。口だけだった。

だけど、このコンセプトには賭けていた。
自分は結論として、Do Itを選びました。

そして4月からこの日まで、一瞬も立ち止まることなく走ってきました。



1日1日、事業アイデアと共に成長していることが実感出来た。
打算、不安を捨て去った後に残ったもの。
それは、純粋な楽しみでした。

正直言って、現在の構想に自信はあります。
そして進む過程でぶつかるチャレンジにも逆にワクワクしています。

このアイデアでどこまで突き進めるか、世界を驚かすことが出来るか非常に興奮しています。

日本に変えるまで残り丁度1ヵ月。
サンディエゴは自分を成長させてくれました。
そして最近強く思います。

本当にこの年で世界へ出れて良かった。
このタイミングは絶妙だったと信じています。



ソーシャルウェブというインフラが日本でも丁度盛り上がっていたこと。
そしてそのツールをフルにレバレッジしようと試みることが出来たこと。

21歳で自分の世界での立ち位置、日本の立ち位置がくっきりと見えました。

まだまだスタート地点に立っただけ。

しかし今なら『風』を感じられる。
この風を感じながら走り抜きたい。
バットをフルスイングしても、後悔しないくらいの自分の全てを出したい。

日本から世界へ。

心の底から実現したい!
そう感じている今の自分は、やっとWonder Shakeを体現しているのでは、と感じています。

2010年4月28日水曜日

Chasm Bridge 62: Seth Godin氏からの贈り物 ~Go ahead, do something impossible~ #wondershake

一週間以上更新が遅れました。
しかし、最近は本当に脳内が常にスパークしています。

非常に多くの面白い方々と対話し、日々サービス創りの下準備に取り組む。
閃いては、悩み、閃いては悩み。驚きの連続。



限界なんて本当に存在しない。

想いをぶつけて、頭を働かせて、問いを立てて、一瞬一瞬を思いっきり楽しむ。
笑いあり、感動あり、刺激ありのポジティブループ。
太陽の温かいサンディエゴで日々成長出来ている、勝負が出来ていることを実感しています。

このままとにかく走り続けたい、終わらない旅。やっと本当に自分でいられる。そう感じています。

そしてそんな4月の自分を物語るかのように、先日尊敬するSeth氏の思想・名言集に出会いました。
これには本気で感動。



同氏はTEDでも何度か講演を行い、アイデンティティーとして著者、変化のためのエージェント、付加価値を創る人、アイデア商人と多くの異名を持っています

本日はそんな彼の言葉を日本に届けます。

記事原文は:Lessons Learned from Seth Godin
ソースは:Source of Insightというワクワクで溢れたサイトです。

日本を世界を、あなたの隣にいる人間に感動を提供したい人、全員に意味のある記事だと思います。
では、どうぞお楽しみ下さい。

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Seth Godinが教えてくれる25の学び

1. 夕日が沈む前に何度もチャレンジすること

『人生はスキーと似ている。スキー同様、ゴールは山の下に辿りつくことではない。目的は日が沈むまでにどれだけエキサイティングな滑降が出来るかだ』

2. 素晴らしさを求めよう

つまらない人、それは透明人間のようだ。素晴らしい商品と素晴らしい人々は注目の的になる。
『何故こんなにも素晴らしい時代の変革期に時間を浪費出来るのだろう?世界があなたを輝かせようとしているのに何故それ以下を狙うのだろう?』

3. 成功とはスキルだ

Sethが語る成功哲学とは、『あなたの仕事を楽しむこと、正しいことを行うこと、正直でいること、自分が受け取るより多くを提供すること、そして成功すること。これらを同時に実現することは可能』。それは努力が必要なこと。結果として成功を収めた人間がいる環境に身を置こう。あなたは、あなたがいる環境が創り上げる。環境を変えることで、、何が上手くいき、何が空回りするのかが分かるはずだ。そして彼らの成功を基に、本来は閉じていた扉も空けることが出来る。

4.ベストでいること、それがベストな場所だ

ベストでいることが望ましい。
『世界でベストになること、それは過小評価されている』。また彼によれば、世界一とは相対評価だ。『彼らにとって、そして彼らを取り囲む世界においてベストなんだ』。率直に『世界一』になれない理由としてSeth氏は7つの理由を挙げる。
1) 時間切れになる
2) 資金切れになる
3) 恐れを感じる
4) 本気になれない
5) 途中で情熱・関心を失い、中途半端に満足する
6) 短期的ゴールにフォーカスし過ぎ
7) 世界一になることを選び間違う

5.寂しがれること

繋がり、価値を創り、違い・意味を生もう。そしてあなたがいなくなったとき、世界から寂しがれよう

6.誰でも『何か』についてプロフェショナルだ

あなたは『何か』のプロフェッショナルだ。価値を生み出そう。

7.成功とはヒエラルキーだ

Seth氏は成功のヒエラルキーをこう説く。
1) 態度
2) アプローチ
3) ゴール
4) 戦略
5) 戦術
6) 貫く

8.Bを得るための計算的戦略としてAをやらないこと

AはAを信じるから行う。Seth氏によると成功とは、『もし私達が好きなことをやる能力自体を成功と定義するのならば』:

1)未来がモチベーションではなくなる。AはAを信じるから、Aが本当に面白いから。
2)オーディエンスは私に何も借りがない。 常に彼らの番だ。
3)私は迅速に間違いを行い、フィードバックを貰い次のアイデアを出す準備をする
4)私は自身が考える正しい場所で行動を起こす。成功することはさらに私は成功にする。あなた自身が正しい方向に進んでいると信じていることで、より楽しく情熱が沸く。
5)一日に全てを出しきる。その場に行くこと自体に意味がある。

9.長期戦を予想する

物事の多くは簡単ではない。故に『旅自体』を楽しもう。
『あなたの本当の顧客の声を聴こう。あなたのビジョンと向き合い、長期的なスパンで取り組もう。何故なら短期で結果が出ることは稀だからだ』

10.正しいことを辞め、正しいくぼみに飛び込もう

勝者は正しいことを辞められる。次の挑戦に飛び込む前にそれを意識しよう。そして正しいくぼみを選択しよう。Seth氏は3つ曲線の存在を教えてくれる。
1) くぼみ
2) 袋小路
3) 崖

くぼみとは、スタートとマスターの間にある長い道のりだ。くぼみで成功が起きる。世界一を目指すのなら飛び込もう。
袋小路であなたは働いて働いて、何も変わらない。これらは逃げ道のない仕事だ。
そして崖ではあなたは落下するまで仕事を辞めれない。もしあなたが袋小路又は崖を直面しているのなら、それを辞めてしまおう。退路を断つことで、新たな道に全てをぶつけよう。

11.あなたはフリーランサーなのか起業家なのか決断しよう

『Bootstrapper's Bible~自力のバイブル~』によると、フリーランサーは自らの才能を売る。少しの従業員がいて、上司なしで仕事が出来るが自ら事業を展開するわけではない。その例としては、作家、コンサルタント、映画監督、彫刻家、翻訳家、音楽家が挙げられるだろう。Seth氏によれば、起業家は自身より大きなものを創造しようとする。彼らはリスクを把握した上で成長に集中する。起業家は少ない給料・長時間働くことにも文句は言わず、自由と市場に価値を提供する、想像絶する景色を見るために壮大なリスクを自主的に選択する。

12.まるで迷路を歩くように

Seth氏が0からビジネスを構築する際に与えるアドバイス、それは『走りながら学ぶこと。走りながら変化を生むこと。ビジネスを創り上げること、それは無数のドアがある迷路を歩くことに似ている。1つの扉を開けることで、また新たなドアが100個目の前に開く。そして迷路を進む度に、自分の位置情報を確認することが重要だ。地図を確認しよう。もし誤った場所にいるのなら、直ぐ動こう。しかしもし新たな場を発見した際は、そこを探究することは間違っていない』

13.全ての人間があなたの顧客ではない

Seth氏は失敗への鍵を提示してくれる。『失敗への一歩は誰もを喜ばせようとすることだ』あなたの本当の顧客の声を聴こう。それはメディアでも投資家でも、アーリーアダプターでもないだろう。『メディアは一夜の成功を求める。彼らはほっとけ!そして何にも満足出来ないアーリーアダプターもほっとけ!そして絶対に成功する戦略と証明された方程式の実用を求める投資家も無視しろ!あなたの本当の顧客を大事にしよう』そしてさらにこうSeth氏は続ける。『多くの人間は自身が欲しいものについて全く見当がなく、それを聴いても表面的な答えしか返ってこないだろう。多くの人間は何故彼らが可愛い女の子が好きか知らないのだ。大事なのは何故と聴くことではなく、リードすることだ。聴いてはいけない』

14.与え、育て、トライブ(部族)を満足させよう。

自分の部族を創造すること。Seth氏によると、『あなたは部族のように人々をリードし、彼らを繋げ、彼らに貢献し、ムーブメントを起こすことが出来る』。

15.SMALLは、新たなBIGだ

貴重で、特徴があり、ユニークな事柄にフォーカスしよう。人との差異が差を生む。 SMALLはあなたを輝かせる。『小さいことにフォーカスすることで、つまらないことをアウトソースし、小さな変化しか生まない製造、シッピング、会計を他の人間に委託出来る。あなたが素晴らしい可能性を開発するためのエネルギーを残し、ストーリーを人々に提供しよう』

16.新たな希少を発見しよう

希少性があるところに、価値がある。

17.中に入って初めて見える無料の価値が重要

Seth氏は素晴らしい商品を創るためのアドバイスをこう語る。『商品・サービスの初期的な目的によって人々は素晴らしさを感じるわけではない。中に入って分かる無料の価値、追加で楽しめる価値、面白い特典が人を驚かせ、騒がせる』

18.第三の世代はアイデアが中心だ

私達は農村から向上へ、そして次はアイデアへ移動する。Seth氏は『最初の100年で重要だったことは誰が最も大きく、効率的な農村を創れるかだった。そして次の時代のフォーカスは工場を創ることにあった。皆さん、第三の世界へようこそ』と言い放つ。

19.アイデアを広めよう

アイデア商人になること、アイデアを拡げること。
『もしあなたのアイデアを人々が認め、それを擁護し、それを愛するのであれば、あなたは勝ったも同然だ。その結果、あなたは経済的にも利益を獲得し、パワーと共に私達の世界を変革するだろう』

20.完璧を待つな。アイデアはどんどん試験しよう

学習して反応しよう。『完璧』があなたの前に訪れることを待たず、それが自分の『良い』アイデアを殺さないよう意識すること。Seth氏によれば、『完璧を待つことより進歩を生むことの方がスマート』なのである。

21.お金を受け取って自分の習慣を変えるな

本物を目指そう。くしゃみをする人には2タイプいる。見境いなくくしゃみをする人とパワフルにくしゃみをする人だ。前者はお金や見返りによってモチベーションを得て、アイデアを売る。後者の夢は買われることがなく、彼らの目的はトレンドを創ることだ。そして彼らは前者より大きな価値を提供してくれる。『私がYahoo!を辞めてから、私は多くの企業の取締役になる機会に出くわした。しかし私はそれらを拒否した。何故かって?それは前回の書籍を書いた際に創ったパワフルなくしゃみを無駄にしたくなかったからだよ。どんなケースでもあなたはお金も貰って習慣を変える。それはあなたを見境のない人間にするだろう』そうSeth氏は語る。

22.読書のゴールは何を変えるかを選択することだ

ビジネス関連の書籍を読む前に、3つ学びたいことを定めよう。『読書を始める前に、それを終えた際に仕事に関して変えたい3つの事柄を決定しよう。そして読書中に変えたいことを3つ発見し、それを実行に移そう』
読書のゴールは、あなたが変化することを説得するのではなく、変化を行うことを助けることにある。

23.世界は絶えず変化していく、あなたは置いて行かれるか?

世界は小さくなって、大きくもなっている。『あなたがどこについても知れることで世界は大きくなっているが、同時に各カテゴリーが特殊化することで小さくもなっている

24.マーケティングのゲームルールは変わった

問題は価格ではなくて、その必要性、差別化要因、そして最終的な価値提供だ。今日のマーケティングとは部族(トライブ)リーダーシップなのである。SMALLが新たなBIGの世界。あなたのビジネスに合致しない顧客は首にしてしまえ。警戒心は資産となる。スパムよりパーミッション・マーケティングの方が割りが良いのだ。『通りすがりの人間を邪魔するより、あなたの話を聴きたい人間にサービスを提供することの方が効果的だ』アイデアバイラスによって口コミマーケティングは次のレベルにジャンプする。人々が信じたいストーリーを語ろう。驚きを呼ぶ商品は自然と会話に上がってくる。『本物』を目指そう。人を騙すことなど出来ない時代だ。
『あなたは全ての人間を欺くことは出来ない。そしてそれを気付いた後、顧客はその経験を決して忘れない』
マーケティングとは投資。『もしあなたが固定的な年間予算を基にマーケティングを行っているのであれば、あなたはそれを支出として見ているだろう。しかし優秀なマーケターはそれが投資活動だと知っている

25.ビジネスを育て、それを満足させよう

資金に関するプランニングの重要性を忘れてはいけない。もし資金切れになったら、あなたはゲームから出ることになるだろう。Bootstrapper's Bibleにといて、Seth氏はビジネスを展開する際に必要な9つのケアを提示している。

1) あなたより資金を意識しない人間を探そう
2) サバイバルは成功だ
3) 成功はさらなる成功を呼ぶ
4) 3カ月毎でミッションステートメント、ビジネスプランを再考察しよう
5) 勝者と行動を共にしよう
6) オウナ―シップの共有を意識しよう
7) 広告を出すこと
8) メンターに語ること
9) 大きな成功の立役者を観察しよう

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Seth Godin氏、凄い人間です。
主張の全てに同意するわけではないですが、前へ前へと人類を推進していく姿には感銘を受けます。



本気だったら、本当に誰とでも、いつでも出会える世界観。
毎日出会える人間、1人1人に感謝、そして最高に躍動感のある前人未到のチャレンジを。

『Go ahead, do something impossible』
Seth氏のそんな言葉に痺れます。

この年で、今、本気で勝負をしたい。
4月は、その想いが心の底から込み上げてきます。

2010年4月17日土曜日

Chasm Bridge 61: Twitter上のデベロッパーには賢さが不可欠、そして恐れは忘れること #wondershake

iPadが米国でも完売し始めている今日この頃。
前提条件を固定したら、置いて行かれる時代だと改めて認識しています。スピード感が本当に重要。

さて、そんな今日に最適な記事をご紹介します。

Twitter developers, don’t be scared, be smart
ソースは、ご存知Venture Beatの下で運営されるDigital Beat。



ライターであるMike Hirshland氏はPolaris Venture Partners(WordPress等に出資)でジェネラルパートナーを務めています。同氏のブログはこちらからご覧になって頂ければと思います。
VCMIKE'S BLOG

先週からTwitterの『攻め』のスタンスが明らかになってきていますが、その中でTwitter APIを用いてサービスを作るデベロッパーが持つべきスタンスをMike氏は説明してくれています。
同氏は4月14・15日でサンフランシスコにて開催されたChirpというTwitterデベロッパー向けのイベントにパネリストとして参加。その中でTwitterの経営陣と語り、感じたことがこの記事に詰まっています。このイベントのゲストスピーカーがまた豪華でした。

デベロッパーでなくても、この記事から学べることが多いと思います。
どうぞお楽しみ下さい。

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1. 初めに、Twitterが高利益なビジネスを狙っていて、その周りにあるサービスを構築・買収するという打算は捨てた方がいい。

当たり前な話しだが、Twitterがビジネスモデルを完成させ、デベロッパーとの関係を真剣に考える時期は訪れた。利益重視のプラットフォーム生態系にようこそ、と言わんばかりである。しかしTwitterは素晴らしいデベロッパーコミュニティーからのサポートの必要性を実感しているし、現在の緊張感を解き、このエコシステムを保持しようと努力をしている。従ってデベロッパーには、今後の展開に対して恐れるのではなく、よりスマートになって欲しいと私は考えている。

2. 例えば、今後、真の価値を創造できる商品開発、創造性の発揮は垂直線上にあることを意識して欲しい

Twitterは自身が築いたエコシステムの平行線上にあるサービスを保有しようと考えている。そして近未来的に、Twitterがその垂直線上にあるサービスを搾取するためのリソースを持つことはないはずだ。

3. データを最大限活用すること

これはイベント中にパネリスト間で繰り返し発言されたことだし、自分も納得している点だ。Twitter、そしてTwitterアプリは宝箱のようなデータを生む場であり、Twitterはそのデータを第三者デベロッパーと共有したいと望んでいる。もし私が開発者であれば、このデータを如何にレバレッジして顧客や他ビジネスに価値を創造出来るかという点について最も時間と思考を割くはずだ。



4.Twitterという制限をかけ過ぎないこと

Twitterという存在がウェブ上の流れを、ウェブサイトからストリーム情報に変化させる大きな要因になったことは確かだが、この流れはTwitterだけで収まらない。シフトを創っているのは、FacebookでありFoursqaureでありGowallaであって、これらすらもまだ氷山の一角だと思って欲しい。故に、Twitter上のストリームに固執せずに、あなたのサービス・そしてビジネスが如何に複数のストリームと融合出来るか?そこを考えて欲しい。

5.効率的、かつ柔軟でいること

まだ皆さんが気づいていないかもしれないので改めて言うが、今日ウェブ上の変化は凄まじいスピードで生まれている。その中で、Twitterはその意志とは関わらず、咄嗟に上下運動を行う可能性があり、その結果巻き添え被害を生むかもしれない。故に、こういった変化が起きることを想定範囲に入れ、つま先立ちで構えて、変化が起きた際に常に対応出来るようにしておこう。Facebookのデベロッパーの多くがこういったマインドセットを持っているように、あなた達もこの姿勢を忘れないでほしい。

6.最後に、不安という感情を忘れて欲しい

直接でも良いので、Twitterで働く人々と語り、自身のビジョンと相手の方向性のギャップを確かめること。もしChirpを通して私が学んだことが1つあるとすれば、それはTwitter運営チームがそのエコシステム上のパートナーと最大限協力しようとしている、ということだ。この機会を逃す手はないだろう。

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何が起きてもおかしくない、そんなスタンスでいることは逆に『良い』と自分は思います。
ユーザー視点だと、思考停止に陥りがちな時代ですが、開発側は現実を『当たり前』として捉えず、絶えず次の価値、人類が前に推進出来る価値を追い求めることが要求されています。

そして同時に、変に(ネガティブに)焦りすぎず、現在はまだ触れられない自らの世界観を具現化することが重要で、人と同じことをしてもあまり意味がない。

常に問いを立てて、人と議論し、前に動いて行くこと。
走りながら考える。トレーニングのためのトレーニングはもったいない。

Twitterを取り巻く環境も急速に変化する今日この頃ですが、そういった時期だからこそ初心を忘れずにひたむきに取り組みことが大事だと認識出来ます。

2010年4月15日木曜日

Chasm Bridge 60: Social Mediaを通して『幸せ』を如何に届けるのか? Zappos CEO インタビュー #wondershake

最近忙しくなりブログ更新が滞っていました。
先週末は初のグランドキャ二オン、そしてラスベガスを堪能。
そして4月からチームに参画した、@yamat_o氏と共にブレイスストームを連日続けています。

また、本日はサンディエゴで活躍する@thonma氏にお時間を頂き、主に自分の事業について、そしてiPad等についてがっつりお話をさせて頂きました。



そしてまだまだ自分の未熟さが見え、次のステップがよりクリアに。iPadを購入する必要性も改めて認識出来ました。
本当に勉強することがたくさんで、ワクワクします。

またTwitter上でも公開しましたが、先週末に以前から創りたかったリストをやっとデザインしました。
それが、Japanese Innovators OUTSIDE Japanです。

日本まで届かない・発信がされていない素晴らしい人・情報が世界中に存在すると、サンディエゴに来てから痛感しています。
そこで自分が知る限りで、この日本人は素晴らしい!と(恐縮ながら)感じる方々をリストアップ、公開しました。(現在は米国がメインとなっています)

世界に飛び出て変化を生みだす日本人の存在がより多くの人々に届くこと。
それが、日本から変化を生む志を持った人が飛び出てくる1つのきっかけになると信じています。今後ともリストの充実を始め、自分もその先例になるよう努力していくつもりです。
ご支援、どうぞ宜しくお願い致します!

さて、ブログ本題に入ります。
本日お送りする記事は、大分緩めですが、日本でも『ザッポスの奇跡』お馴染みZapposのCEOであるトニー氏のインタビューです。



Zappos CEO on How To Deliver Happiness with Social Media [INTERVIEW]

ソースは、ご存知 Mashable!です。

ソーシャルメディアを非常に有効的に使用し、脚光を浴びたZappos。
そのトップが語る、ソーシャルメディアで『幸せ』を届ける!というメッセージをお送りしたいと思います。

では、お楽しみ下さい。

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Mashable: あなたはTwitter上でつぶやく内容を如何に決定していますか?そしてその意志決定はつぶやきがもたらす『幸せ』的な要素に影響されているのでしょうか?

私は少なくとも1日1回つぶやくようにしていますが、そのどれもが以下の4つのカテゴリー(ICEE)にフィットします。Inspire(刺激を与える)、Connect (繋げる)、Entertain (面白くする)、Educate (教える)の4つで、私はそれらが幸福に繋がっていると考えています。私はよく人々(Zappos社員を含め)、誰かをプロモートするようなつぶやきをもっと流すように勧められますが、それらは上記のICEEとは異なる範囲故に、長期的には良い結果を生まなかったのです。



Mashable: あなたのリサーチを基にすると、『幸せ』を実現するために必要な要素は何で、それをTwitterやFacebook等のサービスを活用することで如何に促すことが出来ますでしょうか?

私はICEEという哲学が常に効いてくると感じています。

Inspire and Be Inspired(刺激を与え、刺激を受けること):

私達はつぶやきを通して人に刺激を与えることが出来ます。(例えば、素晴らしい名言や感動する記事をリンク先として貼ること)。そしてあなたは人からも刺激を受けることが常に出来ます。
(例えば、@theseantourage, @gretchenrubin, @workhappynowが挙げられます)

Connect and Be Connected(繋がり、繋げること):

あなた自身が人々と繋がるだけではなく、人と人を繋げることもあなたはTwitterを通して出来ます。Zapposでは500名程の従業員がTwitter上にいますが、彼らのつぶやきは全てこちらに集約をしています。

これは企業文化を形造り、従業員同士が繋がるためにぴったりのやり方だと感じています。

Entertain and Be Entertained(面白くし、面白くされること):

私は笑えたり、自然と笑顔になれるつぶやきが大好きです。私にとって面白いつぶやきを投稿することは簡単ではありませんが、それでも頻繁に面白い!とRTをして頂けることがあるので、オーディエンスの反応をいつも楽しみにしています。下記のつぶやきは最近で最もRTされたものです。

『iPadを購入する代わりに、巨大な虫めがねを顔につけた状態でiPhoneを使用することにしました』

これで300個以上のRTをして頂きました笑。

Educate and Be Educated(教え、教わること):

私が日々読んでいる記事やブログはTwitterで発見したものが大半です。非常に面白いブログ記事があれば自分からつぶやきますし、それが『幸福』についてなら尚更です。



Mashable: 企業で働く人間、又は起業をして、職場に『幸せファクター』を導入しようとする人々に対して、あなたはどんなアドバイスを提供しますか?

仲間が本当に大事だと感じるのであれば、ビジネスの他要素を扱うのと全く同じスタンスで従業員を捉え、彼らに接する必要性があるでしょう。私はZappos、そして以前のベンチャーにて非常に多くの失敗を起こしてきました。故に今回出版する書籍はそれを今後挑戦をする人々が回避出来るようなアドバイスが詰まっています。Zapposは核となる価値観を5年目にして確立しましたが、もしその本質を始めから知っているのであれば、初日からこの取り組みを行ったと確信をもって言えます。

私達の価値観は以下10点に集約されます:

1.サービスを通じて,WOW(驚嘆)を届けよう。
2.変化を受け入れ,その原動力となろう。
3.楽しさと,ちょっと変わったことをクリエイトしよう。
4.間違いを恐れず,創造的で,オープン・マインドでいこう。
5.成長と学びを追求しよう。
6.コミュニケーションを通じて,オープンで正直な人間関係を構築しよう。
7.チーム・家族精神を育てよう。
8.限りあるところから,より大きな成果を生み出そう。
9.情熱と強い意思を持とう。
10.謙虚でいよう。


以上の10点を追求しています。

Mashable: 多くの企業ではソーシャルメディアに費やされた時間は無駄に終わると言い、ある会社は従業員がアクセス出来ないようブロックをしています。そこで、Zapposのアプローチを改めて教えて頂けますでしょうか? あなたはソーシャルメディアを使用することで、スタッフのパフォーマンスを高める要因になるとお考えですか?

当社は厳格なソーシャルメディアポリシーは掲げていません。それよりも、私達は何に対してもルールは設けないようにしています。何故なら、ポリシーとはそもそも問題を起こす1%の人間に対して設定され、残りの99%の人々に不快感を与えるものだからです。

私達の哲学は、適切な従業員を雇い(内的な世界観と当社の世界観がマッチする人材)、長期的なビジョンを全員が理解するよう努め、成長出来るトレーニング・能力開発機会を提供し、何よりも従業員が正しい選択をすることを信じています。

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非常にシンプル、かつ想いをこめてZapposを運営するトニー氏から学ぶことは多いです。

自分が先週読んでいたIDEOの『The Art of Innovation』にもあったことですが、
『場』と『人』の組み合わせ次第で生まれるアイデアは無限の可能性が出てくる。

チームが共通のゴールを見て、本気で楽しめる場を作ること。
その重要性を自分も改めて感じている毎日です。

参考文献:

アマゾンが800億かけても買収したかった「ザッポスの奇跡」