2010年4月15日木曜日

Chasm Bridge 60: Social Mediaを通して『幸せ』を如何に届けるのか? Zappos CEO インタビュー #wondershake

最近忙しくなりブログ更新が滞っていました。
先週末は初のグランドキャ二オン、そしてラスベガスを堪能。
そして4月からチームに参画した、@yamat_o氏と共にブレイスストームを連日続けています。

また、本日はサンディエゴで活躍する@thonma氏にお時間を頂き、主に自分の事業について、そしてiPad等についてがっつりお話をさせて頂きました。



そしてまだまだ自分の未熟さが見え、次のステップがよりクリアに。iPadを購入する必要性も改めて認識出来ました。
本当に勉強することがたくさんで、ワクワクします。

またTwitter上でも公開しましたが、先週末に以前から創りたかったリストをやっとデザインしました。
それが、Japanese Innovators OUTSIDE Japanです。

日本まで届かない・発信がされていない素晴らしい人・情報が世界中に存在すると、サンディエゴに来てから痛感しています。
そこで自分が知る限りで、この日本人は素晴らしい!と(恐縮ながら)感じる方々をリストアップ、公開しました。(現在は米国がメインとなっています)

世界に飛び出て変化を生みだす日本人の存在がより多くの人々に届くこと。
それが、日本から変化を生む志を持った人が飛び出てくる1つのきっかけになると信じています。今後ともリストの充実を始め、自分もその先例になるよう努力していくつもりです。
ご支援、どうぞ宜しくお願い致します!

さて、ブログ本題に入ります。
本日お送りする記事は、大分緩めですが、日本でも『ザッポスの奇跡』お馴染みZapposのCEOであるトニー氏のインタビューです。



Zappos CEO on How To Deliver Happiness with Social Media [INTERVIEW]

ソースは、ご存知 Mashable!です。

ソーシャルメディアを非常に有効的に使用し、脚光を浴びたZappos。
そのトップが語る、ソーシャルメディアで『幸せ』を届ける!というメッセージをお送りしたいと思います。

では、お楽しみ下さい。

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Mashable: あなたはTwitter上でつぶやく内容を如何に決定していますか?そしてその意志決定はつぶやきがもたらす『幸せ』的な要素に影響されているのでしょうか?

私は少なくとも1日1回つぶやくようにしていますが、そのどれもが以下の4つのカテゴリー(ICEE)にフィットします。Inspire(刺激を与える)、Connect (繋げる)、Entertain (面白くする)、Educate (教える)の4つで、私はそれらが幸福に繋がっていると考えています。私はよく人々(Zappos社員を含め)、誰かをプロモートするようなつぶやきをもっと流すように勧められますが、それらは上記のICEEとは異なる範囲故に、長期的には良い結果を生まなかったのです。



Mashable: あなたのリサーチを基にすると、『幸せ』を実現するために必要な要素は何で、それをTwitterやFacebook等のサービスを活用することで如何に促すことが出来ますでしょうか?

私はICEEという哲学が常に効いてくると感じています。

Inspire and Be Inspired(刺激を与え、刺激を受けること):

私達はつぶやきを通して人に刺激を与えることが出来ます。(例えば、素晴らしい名言や感動する記事をリンク先として貼ること)。そしてあなたは人からも刺激を受けることが常に出来ます。
(例えば、@theseantourage, @gretchenrubin, @workhappynowが挙げられます)

Connect and Be Connected(繋がり、繋げること):

あなた自身が人々と繋がるだけではなく、人と人を繋げることもあなたはTwitterを通して出来ます。Zapposでは500名程の従業員がTwitter上にいますが、彼らのつぶやきは全てこちらに集約をしています。

これは企業文化を形造り、従業員同士が繋がるためにぴったりのやり方だと感じています。

Entertain and Be Entertained(面白くし、面白くされること):

私は笑えたり、自然と笑顔になれるつぶやきが大好きです。私にとって面白いつぶやきを投稿することは簡単ではありませんが、それでも頻繁に面白い!とRTをして頂けることがあるので、オーディエンスの反応をいつも楽しみにしています。下記のつぶやきは最近で最もRTされたものです。

『iPadを購入する代わりに、巨大な虫めがねを顔につけた状態でiPhoneを使用することにしました』

これで300個以上のRTをして頂きました笑。

Educate and Be Educated(教え、教わること):

私が日々読んでいる記事やブログはTwitterで発見したものが大半です。非常に面白いブログ記事があれば自分からつぶやきますし、それが『幸福』についてなら尚更です。



Mashable: 企業で働く人間、又は起業をして、職場に『幸せファクター』を導入しようとする人々に対して、あなたはどんなアドバイスを提供しますか?

仲間が本当に大事だと感じるのであれば、ビジネスの他要素を扱うのと全く同じスタンスで従業員を捉え、彼らに接する必要性があるでしょう。私はZappos、そして以前のベンチャーにて非常に多くの失敗を起こしてきました。故に今回出版する書籍はそれを今後挑戦をする人々が回避出来るようなアドバイスが詰まっています。Zapposは核となる価値観を5年目にして確立しましたが、もしその本質を始めから知っているのであれば、初日からこの取り組みを行ったと確信をもって言えます。

私達の価値観は以下10点に集約されます:

1.サービスを通じて,WOW(驚嘆)を届けよう。
2.変化を受け入れ,その原動力となろう。
3.楽しさと,ちょっと変わったことをクリエイトしよう。
4.間違いを恐れず,創造的で,オープン・マインドでいこう。
5.成長と学びを追求しよう。
6.コミュニケーションを通じて,オープンで正直な人間関係を構築しよう。
7.チーム・家族精神を育てよう。
8.限りあるところから,より大きな成果を生み出そう。
9.情熱と強い意思を持とう。
10.謙虚でいよう。


以上の10点を追求しています。

Mashable: 多くの企業ではソーシャルメディアに費やされた時間は無駄に終わると言い、ある会社は従業員がアクセス出来ないようブロックをしています。そこで、Zapposのアプローチを改めて教えて頂けますでしょうか? あなたはソーシャルメディアを使用することで、スタッフのパフォーマンスを高める要因になるとお考えですか?

当社は厳格なソーシャルメディアポリシーは掲げていません。それよりも、私達は何に対してもルールは設けないようにしています。何故なら、ポリシーとはそもそも問題を起こす1%の人間に対して設定され、残りの99%の人々に不快感を与えるものだからです。

私達の哲学は、適切な従業員を雇い(内的な世界観と当社の世界観がマッチする人材)、長期的なビジョンを全員が理解するよう努め、成長出来るトレーニング・能力開発機会を提供し、何よりも従業員が正しい選択をすることを信じています。

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非常にシンプル、かつ想いをこめてZapposを運営するトニー氏から学ぶことは多いです。

自分が先週読んでいたIDEOの『The Art of Innovation』にもあったことですが、
『場』と『人』の組み合わせ次第で生まれるアイデアは無限の可能性が出てくる。

チームが共通のゴールを見て、本気で楽しめる場を作ること。
その重要性を自分も改めて感じている毎日です。

参考文献:

アマゾンが800億かけても買収したかった「ザッポスの奇跡」

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