さて、本日からまた1日1時間程を使って海外のホットトピックを紹介していきたいと思います。
2010年1月2月はソーシャルメディアマーケティングよりの記事が多くなったのですが、やはり自分のやりたいことと並行して注目する外部記事が変わってきました。
3月からはどちらかというとソーシャルメディアという舞台をより包括的に見据えて、その場で仕掛けるスタートアップの紹介が主なフォーカスに。
自分の関心がウェブ/テクノロジーとソーシャルグッドの融合ということで4月からはさらにそういったコンテンツが増えると考えています。
さて、そういった前提の下、本日は自分がサービスを構想するに当たって非常に勉強になった記事をお届けします。ソーシャルグッド×モバイル、トップ10お勧めアプリ集です。
記事原文は:10 mobile apps for social good
ソースは、ご存知Social Briteです。
現在ではApp Storeに上がったアプリ数は15万作品を超え、アンドロイド・ブラックベリーでも何万というアプリが並んでいます。そして確認までにですが、米国のスマートフォンユーザーの割合は未だ全体の18%であって、マジョリティーの端末に対してはテキストでも参加可能な場を、アプリと同時に提供することが重要だということ。
そういった背景を踏まえ、社会に好循環を巻き起こすアプリケーションの紹介です。
Foursquareでは物足りない!ってユーザーには(自分を始め)、CauseWorld等のチェックイン機能がエキサイティング。
個人的には、特にこの中でThe Extraordinaryから学びが多かったです。
余暇というリソースを駆使したマイクロボランティアリング。
こういった人々の日常の行動を深く洞察したサービス、人間中心のサービスが不可欠だと感じます。
では、素晴らしいリストなので、どうぞご活用下さい。
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1.GoodGuide: 社会的責任をスキャン
iTunesアップストアから入手可能なGoodGuideというiPhoneアプリケーションは、商品のバーコードをスキャンするだけで即時に健康、環境に対する影響、社会的責任の遂行度の評価を提供してくれる。これは素敵なサービスだ。また外の携帯ユーザーは41411という番号に商品名を入力・送信することで7万社の商品の評価を入手することが可能。そしてデベロッパー用のAPIも公開されていて、ウェブサイトオペレーターは同データベースから様々な商品へのカスタムサービスを作ることが出来る。
2.Find Green: ローカルなグリーンビジネスを紹介
Find GreenアプリをiPhone、アンドロイド上で活用することであなたの近くで活動している環境に優しく・持続可能なビジネスを発見することが出来る。徒歩でリーチ可能なファーマーズマーケットを知りたかったらマストなアプリといえる。Find Greenはあなたの位置情報を読み取り、彼らのデータベースに存在する6万個のビジネス・団体から適切な情報を紹介してくれるのだ。また同アプリ上で、あなたの好きなお店、既存のビジネスをレーティングし、より環境に優しいサービスを最大活用しよう。
3.The Extraordinaries: マイクロボランティアを実現する活路
The ExtraordinariesというアプリはiPhoneユーザーが余暇の数分を活用して、自身が情熱をもつ『ミッション』に取り組む機会を提供する。そして彼らはこの取り組みをこう命名した:マイクロボランティア活動。通勤時間、又は食事の列に並んでいる際に、ゲームで時間を潰すのではなく、South By South Westから流れるTweetへの評価を行い、ブルックリン美術館の写真をタグをしてみてはどうだろう?
4.Give Work: 善行為のクラウドソーシング
CrowdFlowerとSamasourceの共同で開発されたGive WorkというiPhoneアプリは、Samasourceが支援するケニヤの難民キャンプの人々が実際に行っている仕事と同タスクを数分でシンプルに体験する機会を提供。このアプリを通してケニヤの人々の仕事内容を発見し、また同時に彼らの活動にも貢献出来る。確認までにだが、Give Workアプリは世界の76カ国でダウンロードが可能だ。
5.Causeworld: ショッピングを通して寄付をしてみよう
iPhone又はアンドロイドを使用して、あなたの好きなお店に出向きチェックイン!そうすることでkarma(業)ポイントを獲得し、あなたがサポートする団体にポイントを寄付してみよう。CauseWorldを通してあなたは一銭も支払わずに、チリ地震へ支援金を送り、その貢献分のバッジを手に入れることが出来る。何故これが可能かというと、あなたがそのお店を訪れた際にKarmaポイントとしてカウントが行われ、スポンサーとなる企業側が必要な寄付金をNGO・NPOに寄付をするからだ。
6.mGive:SMSを通してあなたが支援する活動に寄付
mGiveはSMS(ショートメッセージプラン)機能が備わったモバイルユーザー全員にいつでも、どこでも寄付が可能なプラットフォームを提供。非営利団体は一定の費用を収めることでmGiveに登録を申請し、ユーザーが5ドル~10ドルまでで寄付一口金額を決めれるような場を得る。寄付に使われた費用はその月の携帯使用料としてカウントされる仕組みだ。またハイチ地震においては、mGiveを通して37億円もの寄付金が集まったことを考えると非営利団体としては資金を払ってでもmGiveに登録を行う必要性が十二分にあるだろう。
7.Frontline SMS: NGO・NPOがコミュニティーと情報共有が出来るプラットフォーム提供
他のテキストメッセージングの選択肢として、FrontlineSMSは非営利団体がそのコミュニティーと円滑に情報共有をする機会を提供する。携帯電話をもつ全ての人が対象となり、テキストメッセージを通して非営利団体は情報をユーザーに共有することが可能。使用例としては、日々の活動をアップデート、モバイルユーザーにアクティブに活動参加を促すきっかけともなるはずだ。
8.SnapImpact: 地域で始めるボランティア機会の提供
iPhoneアプリであるSnapImpactは、潜在的にボランティアを行う人々が地域でその機会を探すツールだ。このアプリはユーザーの位置情報を基に、All For Goodが用意したデーターベースから地域貢献を実現する様々なボランティアオプションを提供してくれる。アンドロイド、そしてウインドウズモバイル用のアプリも現在開発が進行中だ。
9.Ushahidi: 集団的アクションが実現する場を構築
アンドロイド、Java Phone、ウインドウズモバイルを通してUshahidiというアプリが提供する災害情報のクラウドソーシングサービスの使用が可能である。ユーザーは世界中の災害地のリアルタイムマップを見ることが出来、災害支援に必要な決定的な情報を共有することが直ぐ出来る。iPhone用のアプリは現在開発中で、スマートフォン以外の携帯ユーザーもSMSを通して災害情報をUshahidiに提供することが出来る。
10.MobileRice: 一粒のお米から世界を変える
MobileRiceとはiPhone用のアプリで、世界貧困プログラムのために一粒のお米を寄付しながら、単語能力をテストできる教育×寄付型のサービスだ。世界中の貧困解決を支援しながら、単語を定義・同義語とマッチングしてインタラクティブに楽しめる仕組み。また同アプリは今日までに770億粒のお米(100万人の2年半分の食糧に値する!)を既に世界貧困プログラムに提供したウェブサイトとも繋がっている。
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モバイルから気軽に何かを提供すること。
そういった特徴が以上のアプリに象徴されていたと思います。
簡単に、面白く、成果を出す。
自分もサービスにはこの3拍子を絶対盛り込むつもりです。
人が1日与えられた時間は、24時間。
そのほとんどでモバイルを持ち歩いている人間として、1日に5分程こういった活動に貢献(それを楽しむ)ことが当たり前になってくると思います。
モバイルゲームも、Facebookも暇つぶしには良いと思いますが、もっとワクワクした形で余暇を使う時代を切り開きたい、そう考えています。
2010年4月8日木曜日
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