現在の常識・制約・『当たり前』をぶち壊す技術。
将来的な可能性を探るために、今回は以下の2記事にフォーカスしました。
1つ目は、Googleのモバイルを介した『Text Translation(文章翻訳)』。
オリジナル記事名は:Google Text Translation via Mobile Phones
投稿主は:Robert Holland氏です。
2つ目は、Oblong Industriesが開発中の『ジェスチャーベースインターフェース(GBS)』。
オリジナル記事名は:You, Too, Can Soon Be Like Tom Cruise in ‘Minority Report’
投稿主は:JENNIFER 8. LEE氏です。
では早速和訳を交えながらご紹介していきます。
どうぞお楽しみ下さい。
**和訳 開始**
1.Googleのモバイルを介した『Text Translation(文章翻訳)』
先日の世界モバイル会議にて、GoogleのCEOであるEric Schmidt氏がアンドロイドベースのデバイス用に新たなソフトウェアを開発していることを明らかにした。その技術は、モバイルを使って瞬時に文章を翻訳してくれる。つまり、異国に旅した際、メニュー解読が困難なレストランに訪れた際に、それを理解することが格段楽になるのである。
GoogleのアンドロイドOSベースの文章翻訳サービスを活用すると、アンドロイド携帯で写真を撮影するだけで、その文章に対する翻訳を、『どんな言語でも実現』出来る。
当日Schmidt氏が実際にデモンストレーション時に利用した文章は:
ドイツ語で、“Fruhlingssalat mit Wildkrautern”
これを英訳すると、“Spring salad with wild herbs.”(和訳は、天然ハーブの春ものサラダだろうか)
ドイツ語原文を写真で撮影し、そのイメージはGoogleサーバーに発信され、英訳文章が一瞬にして手元に戻ってくるのだ。
この新たな機能が具体的に『いつ』一般提供されるかは未定だが、Googleのことを考えると、サービス提供の日まで遅くはないだろう。Google Buzzから学んだように、『Search Giant (検索巨人)』は新たな商品ローンチすることを恐れない。それに対する大衆のフィードバックを得て、瞬時に変化と最適化を行えば良いのだから。
2.Oblong Industriesが開発中の『ジェスチャーベースインターフェース(GBI)』
ハリウッドは現実を真似る。そして時に、現実はハリウッドを真似る。
2002年、Tom Cruiseが登場した映画『マイノリティーレポート』にて使用されたインターフェースをJohn Underkoffler氏率いるチームは彼らが創業したOblong Industriesにて実現化しようとしている。そう、映画に登場した『ジェスチャー起動型インターフェース』を現実に持ち込もうとしているのだ。
GBIのコンセプトを基にしたコンピューティングの定義は、インプットとアウトプットが同時・同空間で行われる。それは従来のマウスとキーボードがスクリーンと物理的に離れていたこととは大胆に異なるのである。
先週金曜日のTEDコンファレンスにて、Underkoffler氏は特殊手袋を用いて、g-speak Spatial Operating Environmentという名のインターフェースを紹介した。
同氏は目の前のスクリーンに投影された写真や物体を引っ張ったり、捻じ曲げて見せた。
またデモの一部で、同氏は別々の映画で移っているキャラクターを1つのテーブルに集め、それらを継続的に動かせる驚愕な技術も紹介した。
実際の動画については、こちらのデモビデオを見て欲しい。
g-speak overview 1828121108 from john underkoffler on Vimeo.
Underkoffler氏によると、Fortune 500に選別された大企業、政府機関や大学機関によって既にジェスチャー技術は使用されていて、一般ユーザーも近い将来、利用可能になることを同氏は示唆した。
『5年後には、コンピューターを購入するとこの機能は搭載されているはずだ』
実はGBIは『来年』にはあなたも早速体験出来るかもしれない。タイムス誌が先月レポートしたように、現在マイクロソフト、日立、そしてその他のPCメーカーがジェスチャー機能を重視した新たなゲーム機器、テレビ、コンピューターをローンチする予定なのだ。
『1人の人間、一台のマシン、1つのマウス、一枚のスクリーンという常識は過去のもの』
MITメディアラボで15年間研究し、Oblong社を共同創設したUnderkoffler氏はそう述べる。
映画『マイノリティーレポート』の制作ディレクターであったAlex McDowell氏が50年後の世界を描くためのイデアを探す過程で、MITメディアラボ勤務中だったUnderkoffler氏と出会った。そして同映画において同氏は科学コンサルタントとして参画し、同映画にて鍵となるシーンで活用されたコンピューターインターフェース構築をサポート。
面白いことに、映画のために動作・ジェスチャーベースの言語を開発する過程で、Underkoffler氏は人間とテクノロジーの関係性についての理解を深めることが出来た。そしてこの経験が、同氏にGBIというテクノロジーを実際に世に送り出すための飽くなき探求心を提供したのである。
**和訳 終了**
どちらのテクノロジーもアイデアが溢れるエキサイティングなものでした。
Googleの文章翻訳技術も見物ですが、映画から影響を受けてそれを実現化しようとしているUnderkoffler氏のビジョンに感動。
動画を見て頂ければ伝わると思いますが、それはコンピューティングの従来の価値を破壊する内容です。
マイノリティーレポート、懐かしいですね。
ここから発されるメッセージは以下だと思います。
昨日までの当たり前を恐れず、ぶち壊す。それは全てよりワクワクする、より人類が恩恵を受ける明日を今、創るため。
その姿勢が自分の現在のテーマにマッチしましたし、非常に触発される機会となりました。
本日はMashable!のとあるライターにコンタクトしてみようと思います。
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