本日もサンディエゴ発、ソーシャルメディアが現実世界に革命を起こしている模様を発信していきます。
1月16日のテーマは:Social media: "just modern tools to do something very basic"
投稿主は、What's Next BlogのライターであるBL Ochman氏です。
具体例を用いたケース形式で多くの人間がソーシャルメディアに対して抱く『勘違い』を解き明かしていきます。1つの参考例(気づき)としてご覧になって頂ければ幸いです。
では、どうぞお楽しみ下さい。
**和訳 開始**
今日、多くの企業がマーケティング手段としてソーシャルメディア活用に奔走している。業界全体がソーシャルメディアを通してレポート作成、資料収集、ビデオ作成等、多岐に渡る仕掛けを行っている。しかし、非常にシンプルで重要な点が多くのケースで無視されているのではないだろうか。
『ソーシャルメディアはビジネスにおける基本を押さえる現代的なtルール。それ以上、以下でもない』
ソーシャルメディア界で多方面から注目を浴びるドミノフランチャイズ・シカゴ支店マネージングパートナーのRamon DeLeon氏はこう述べた。
また同氏は、ピザ配達会社のプレイヤーとして20年前から活躍しているが、その期間中『特別にユニーク』なことはしてない、と強調する。
20年前から変わらず、顧客に驚き体験を創造し続けているだけだと述べる。
その戦略?それはとことん顧客の声に耳を傾けることである。
多くの企業がTwitter上で日々のアップデートを行うことに必死(ユーザーにとってはあくび同然)な一方、DeLeon氏は顧客と関係を築くために必要な手段として『発信』より『傾聴』を重要視する。
同氏が日々活用しているソーシャルメディアツールの例としては:
・2,894フォロワーを持つTwitter、 @Ramon_DeLeon
・Twitter上の検索サービス
・SocialOomph.com
・TweetPhoto
・Viddler
.com
・Flickr
等が挙げられる。
ソーシャルメディアを活用した『一夜の成功』は、血と汗と涙が必要となることは周知だが、それ以上に、ソーシャルメディアはあなたが実現したい目的を『容易』に叶える都合の良い道具でもない。
DeLeon氏がSocial Media Todayに語った内容によると、同氏が初めて顧客とウェブ上でコミュニケーションを図ったのは1994年に遡る(当時はAOLのインスタントメッセンジャーだったそうである)。そしてドミノが統合する7年前の1998年からオンライン注文サービスを独自に行ってきた。
同氏は顧客への感謝を忘れない。
Twitter上で自身について触れてくれた方々に『感謝ビデオ』を届けているだけでなく、有名なMC Hammerというアーティストのサインをブロガーに感謝の気持ちとして届けもする。
ピザ箱に自身の『つぶやき』とハンドルネームを印刷して顧客に届け、店舗を訪れた顧客には彼らがその場で撮影した写真をFlickr上にアップロードするようにお願いをする。また、シカゴのソーシャルメディアクラブにはサービスとして350枚のピザを届けた。
彼は顧客を喜ばせるために、常に感謝を忘れないのである。
ドミノがソーシャルメディア上で問題視された件について、同氏のレスポンスは興味深い。
昨年ドミノはYouTube上で『汚名挽回』を目的としてビデオを作成したのだが、不運にもそれがユーザーによって馬鹿にされてしまった。イメージ修復のために同社が動く余地は大いにある。
この状況を受け、ソーシャルメディア上で伝説となりつつあるDeLeon氏は自身のストーリーを振り返りこうTwitter上で語っている。
『ソーシャルメディア上で生じた火事を消すには、ソーシャルメディアという水を用いるしかない』
上記の内容を補足する文献としては、Lessons from the Amazon, Domino's Debaclesを参考にして欲しい。
**和訳 終了**
やはり人は『美味しい』話に流されやすいと思います。
より簡単に、コスト(時間・体力等々)が少なく同じ目的地に辿り着くことを願う。
そしてそれを実現するための手段を追い求めた大衆を『チャンス』と捉え、どの時代でも『カリスマ的存在』が彼らのマインドセット(認識)をコントロールし始める。
大変もったいないと私は感じます。
個人的に、Ochman氏の指摘からプロセスを最大限楽しむことの重要性を改めて噛みしめました。
ソーシャルメディアを非常にダイナミックで面白いプラットフォームの一つとして捉えること。
確かにそれを活用することで自社ブランドを向上することは可能かもしれない。
しかし顧客もバカではない。
Give&Takeを忘れた企業・個人が得るものはたかが知れている、そう感じます。
自分のやり方で、自分の言葉で語って、目的を実現すること。
そのために通るエキサイティングな道程がソーシャルメディアだったら面白い。
そう私は考えています。
2010年1月17日日曜日
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