2010年2月22日月曜日

Chasm Bridge 38: 『位置情報のAR化』でライフスタイルは変わる #wondershake

昨日、スカイプにて初めて@nshoji氏、そして高校からの付き合いの@mizuirosky氏と対談。

@nshoji氏からは、同氏の経験について自分が一方的に質問をさせて頂き、最終的には『企業とは何だと思う?』という問いに。そこで同氏が提示した、『それは思想では?』という答えに圧倒的に共感。@nshoji氏には本当に感謝です。

またブルックリン在住デザイナーの@mizuirosky氏には、自分が描いている構想を語る。
そこで、同氏が『お前が話していることにこの動画はインスピレーションを与えるかもしれない』と言われ、あるTED動画を紹介されました。

そして驚愕、大興奮。

その出会いは『セカイカメラ級』に衝撃を受けたテクノロジーでした。即効、Twitterでつぶやいたところ相当な反響(50人以上が軽くRT)を呼んでいたので、皆さんにも共感して頂ける内容かと思います。

また、自分が探した限りですと、英文ソーシャルメディア記事(@mashable等)はまだ取り上げていないようでした。(間違っていたらご容赦ください・・) 故に本日は、現状参考になる記事を基に、そのテクノロジーとそれについての自分の考察を紹介させて頂きます。

AR技術や画像処理に興味がある方、そして日常に驚きが欲しい人なら再生時間8分分以上の価値はあります。

さて、早速入っていきます。
その話題になったテクノロジーを創ったのはマイクロソフト
同社でBing MapのアーキテクトであるBlaise Aguera y Arcas氏が非常に面白い仕掛けを行ったのです。
同氏プロファイル詳細はこちらから:
Blaise Aguera y Arcas: Software architect



そのテクノロジーは簡易化すると『位置情報のAR化』です。
今まで存在していたGoogle Map、Google Earth等が縛られていた『常識』を破壊。
以前、Google ストリートビューも凄いとは想ったものの、使い勝手が悪かったのが難点でした。

しかし新しいAguera氏が創ったBing Mapは一味も二味も違います
このマップはユーザーとの相性がインタラクティブかつ扱いは自由自在。
まさに現実とデジタル情報がスムーズに繋がる『シームレス』エキスぺリエンスを体感出来ます。
またその凄さは、Flickrと共同開発した『Photosynth』にあります。
12月時点に同テクノロジーについて触れているKGRANDJPのブログ記事によると:
Photosynthは、地図上にマーカーもしくはイメージのサムネイルとして現れ、Bing Mapsから14,000の Photosynthsと、1,435,000の写真の検索が可能。特にサムネイルをクリックすることにより、シームレスにPhotosynthを楽しむことができる。

またFlickr上で位置情報を入力すると自動的に、Bing Mapにも表示される仕組みだそう。

つまりBing Mapを活用すると、地図を見ているだけで潜在的に世界中のリアル写真を3Dで見ることが可能なのです。かつズーム・ターンは非常にスムーズ。違和感はほぼないクオリティーです。

Aguera氏も例えていますが、自分もこの地図を見て『シムシティー』を彷彿しましした。

しかし、この機能だけでBing Mapを網羅したと想ったら、まだまだなのです。
ここから何故タイトルで『AR』を持ち込んだかという点に繋がってきます。
それを理解して頂くために、是非衝撃のTED動画をご覧になって頂ければと思います。



4:48目あたりで、衝撃。
リアルタイムで動画がマップ上に3D表示されます。

3Dでストリートビューが表示されるだけではなく、同じ場にいる人間が撮影した動画が『ライブ』で地図上に表示される技術。
実際の使用感覚にさらに触れたい方は以下の動画を参考にして頂きたい。



そしてそれに加えて。マップアプリというものも存在するからまたまた凄い。



位置情報ベースでつぶやきが見えるTwitter機能、ローカルなブログを引っ張ってくる驚きのLocal Lens機能、ユーザーが自らの位置情報を基に大事な発見が出来るためのRestaurant finder等々。

自由自在。そしてシームレス。

このテクノロジーまさに自分が導入したいと思っていたもの。
プライバシーとの問題等とのバランスを取ることを前提に、ソーシャルメディア全般の機能性・役割に対しても与えるインパクトは大きいと思います。

テクノロジー、そしてアイデアは認識変革を起こし、人々の『ライフスタイル(生き方)』を根底から変える。
そしてその後は、それが当たり前になり、またさらなるテクノロジーが生まれる。

その流れが最高にエキサイティング。

そして自分は『リアルタイム動画×位置情報』という切り口で『驚き』を提供したい、そう考えています。

本日さらに構想を固めていくつもりです。

最後に、以下参考記事には感謝です。

マイクロソフト Silverlightを利用し、TwitterやPhotosynthを統合したBing Mapsベータを公開
Bing mapはGoogle mapやEarthよりすごい!Flickr連係のストリートビュー by Bing登場

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