本日は、待望のApple新商品、I-Padのリリースデイでした。
Twitter上では、このネタについての議論が絶えません。
(実際に自分も結構煽りました)
さて、テク関係で鋭い切り口&情報を光速で提供する場所といったら?
そう、@mashableです。
一体I-PadはE-Book業界、そして他の様々な業界にどこまで革命を起こせるのでしょう?吟味してみたいと思います。
1月27日の記事は:4 Reasons the Kindle is Dead, 4 Reasons It’s Not
投稿主は:Josh Catone氏です。
個人的には相当エキサイティングな記事でした。
ではそのポジティブ・ネガティブな視点を二回に分けてお送りしたいと思います。
どうぞお楽しみ下さい。
**和訳 開始**
『なんてこった・・』
本日、待望のアップルタブレットである『iPad』の公開を見た際の、アマゾン創業者ジェフ・べゾス氏が示したであろう反応は容易に想像できる。
新しいアップルデバイスに対する第一印象。それは、『アマゾンを朝飯前で破壊』するように感じられること。そして実際問題、スティーブン・ジョブスもキンドルに対する以下のコメントを残している。
『アマゾンはキンドルによって革新的な機能性を提示する大仕事をやってのけた。しかし私達はその巨人の肩に乗って、より高みを狙う』。iPad付属のiBookソフトウェアを公開しながらジョブスはそう述べた。
しかし、本当にキンドルはiPadの登場によって消滅するのだろうか?アマゾンは本日、自信満々にキンドルがAmazon.com内で最も売り上げを叩き出している商品だとホームページにバナーを提示したが、実際もうeBook業界のゲームは終了するのだろうか?
以下、キンドルがiPadによって消滅されるであろう4つの理由と、それがまだ生き残れる4つの理由を挙げた。
何故キンドルは既に死んでいるのか?
1.iPadのスタート価格はまさかの499ドル
本日サンフランシスコ、Yerba Buena Center for the Artsでの発表にて、多くの視聴者がアップルタブレットは少なくとも600ドル~1000ドルはすると予想していたはずだ。しかし、ジョブスは会場の期待を良い意味で裏切った。ノン3Gバージョン、16GBのiPadは499ドルからの販売だったのである。
それは換言すると、アマゾンでは最も機能性が高いキンドルDX(比較的に4GBと容量の少ないデバイス)より10ドル高いだけなのである。最近ジョージア大学で行われた調査によると、e-readerを購入する際に、消費者が特に重要視するのはその『価格』だった。そしてそのリサーチによると、『調査対象となった人々のマジョリティーがキンドルDXの489ドルという値段には違和感を覚えた』と述べている。
e-bookリーダーだけに対して489ドルを支払うのは確かに高いかもしれないが、たった10ドル多く支払うだけでより多くの機能性を携えたデバイスが購入出来ることは多くの人にとっては『満足』の域に入る可能性が高い。
2.キンドルは書籍しか読めない
突然登場したにも関わらずiPhone OSを搭載しているということで、iPadを活用すると14万個以上のアプリケーションが即座にアクセス可能である。つまり、iPadを用いればキンドルでは不可能な事柄が数多く実現可能なのだ:例えば、ゲームをプレーし、ソーシャルネットワークにアクセスし、写真やビデオを表示すること等々である。さらに言えば、iPad上にてiPhoneアプリを何の変更なしに起動出来ることで、iPad上でキンドルのiPhoneアプリも活用することが可能になってしまう。そうすることで、iPadユーザーは一瞬にして、キンドル用に用意されたアマゾンライブラリーに接続することが出来てしまうのである。
また、iPadはSafariウェブブラウザーも内蔵することで、本だけではなく、何百万というウェブコンテンツにどこからでもアクセスを可能にした。その反面、キンドルはその機能性が書籍、新聞、雑誌やブログのダウンロードに限られている。(キンドルは確かに非常に基本的なテクスト限定のウェブブラウザーを内蔵しているが、用途は極めて限定的である)
キンドルも近日中にそれ独自のアプリケーションを公開し始めるが、それは『最低限の努力』だろう。『ただのe-reader以上』の魅力を潜在的に付加することは、生き残りのためには必須条件になりつつある。
3.iBooksの見た目は抜群
アップルは『iBooks』という著名出版社とパートナーを組んだ『本棚アプリケーション』を発表することで、キンドルに対して直接的な打撃を与えた。iPad公開時に受け取ったiBooksアプリの感触は満足のいくものである。
読書と書籍管理、その総合的な体験提供は素晴らしく、アプリはiTuneとも一体化しているのだ。
もしアップルが前年に実現したiPodとiTunesと同様の試みを書籍でも現実化するプレイヤーがいるとすれば、それはアップルしかいない。また第一印象としては、iBooksとiPadのコンビネーションは潜在的なゲーム変革デバイスになる可能性が十二分にあるといえる。
4. キンドルは『色彩』と『動画』を欠いている
もし文章を読むだけならば、カラーディスプレイやビデオ機能は不必要かもしれないが、『ただ文章を読むこと』をユーザーは求めていないはずだ。日々情報処理スピードが速まる中で、メディア消費は『視覚的』な方向へ進んでいる。そしてその流れを象徴するかの様に、ニューヨーク・タイムスが発表したiPad対応アプリケーションでさえ、フルカラー写真を記事に加え、ビデオ埋め込みも実施していた。また、Time Inc. が先月発表したタブレット出版の将来像にても、ビデオは強調されている。
メディア業界の風景が『動的』に移行する中、アマゾン主役であるキンドルの『動画機能欠如』は致命的な打撃になるかもしれない。
**和訳 終了**
現時点としては、iPadについてのポジティブな点しか挙げていないのですが、その力は確かだと感じます。
また下の動画から、自分は無限のクリエイティビティーを感じました。アイデア脳内スパーク状態です。
第一印象は、私達の心の奥底に潜む『子供心』をくすぐるおもちゃ。
まさにWonder Shake。
キンドルに対しては相当厳しい相手になるのでは、そう感じています。
では、出来れば本日中にキンドルが生き残れる4つの理由についてもお送りしたいと思います。
お楽しみに。
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