またここからエンジンを再起動させていきたいと思います。
さて、1月22日は大分すっきりとしたロジックで語られた記事:Slides: Four Social Media Trends for Business in 2010
投稿主は、シリコンバレーから素敵な情報を発信するJeremiah Owyang氏です。
今非常にエッジのあるスライドと共にお送りしたいと思います。
どうぞお楽しみ下さい。
**和訳 開始**
企業はソーシャルな『仕掛け』に対して連携して取り組まないといけない。これは鉄則である。
何故なら多くの企業はソーシャルテクノロジーを活用して顧客と繋がることに夢中になるあまり、それをそもそも使う具体的なプランやそれと連携した努力を忘れているからである。さらに、今後顧客と従業員の双方がソーシャルツールをより高スピードで活用することで生じる組織内の複雑性。それがより高まることも把握していないのが現状である。常時現れてくる新テクノロジーに夢中になることは容易だが、企業が本来集中すべきはビジネストレンドと2010年のコンセプトの確立である。
具体的にいうと、企業は顧客理解をベースにおいたビジネス戦略を立て、資源ベースラインを自社の重要な場に設置し、顧客に包括的な経験を提供し、アドボカシ―プログラムを構築し顧客ニーズに敏感でないといけない。
**以下スライドは英語。しかし簡潔にメッセージは伝えられています**
重要な補足はスライド下に。
Social Media Trends for 2010
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2010年、企業がフォーカスするテーマは多いものの、以下4つの点はトレンドを読み解く上での鍵となるはずだ。
1) ハンマーだけで遊んではいけない。重要なのは顧客を理解すること、目的にフォーカスすることであって、一瞬一瞬変化するツールを基に戦略を構築することでは決してない。企業はまず始めに自分の顧客について『理解』をしないといけない。ハンマーは家を建てるためにある、その設計図が用意されていなかったらハンマーの意味は存在しないのである。
2) 80%ルールを体現すること。これは大きな流れ故に、あなたは今すぐ準備をするべきだ。成功要因の80%は適した組織モデル、役割分担、プロセス設計、利害関係者、そして強力なチームを創れるかどうかに依存している。そして残りのたった20%、それは実はテクノロジーなのだ。何が重要なのか、考えて欲しい。
3) 顧客はあなたがどの部門にいるかなんて気にしない。顧客は自分が抱えている問題が解決すれば満足なだけで、あなたがどの部門で働いているかは眼中にない。何故こう言うかというと、現在はソーシャルメディアツールを用いることで全ての部門の従業員が各顧客と繋がることが出来るからだ。それは換言すると、顧客により包括的なカスタマーエキスペリエンスを提供することになる。まずはブランドモニタリング、コミュニティーツール、CRMシステムがいかに同化吸収しているかを吟味して欲しい。
4) リアルタイムでは遅すぎる。多くの企業ではソーシャルメディアで生じる会話をモニター・応答するに十分なキャパシティーがないため、それを用いて自らが『スケール感』を出すことは困難。その中であなたが出来ること、それは擁護者に頼ること、無償で戦ってくれるカスタマー軍隊を創ること、そして顧客の敏感な意見を聞きとる高等リスニングテクニックを身につけることである。
**和訳 終了**
個人的にJeremy氏のメッセージ、『リアルタイムでは遅すぎる』、という点に感銘を受けました。
全ては顧客の声を聴くこと。
現在実践しているその方法が最も適したやり方なのか?
テクノロジーを使い始める前に、その目的自体を再考し、手段を選ぶことは鉄則。
以前読んだ、仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 の表紙にあった言葉を咄嗟に想起します。
マーフィーの法則:『ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える』
ソーシャルメディアの味を生かしつつも、まずは白紙から未来をビルドアップすることが大事です。
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