2010年2月3日水曜日

Chasm Bridge 22: Oneforty代表のLaura Fitton氏から学べるスタートアップの真髄 #wondershake

本日は朝から徹底的に事例研究に時間を費やしました。
Google Documentで先駆者/創業者リストを作成し、Evernoteを用いて徹底的にインタラクティブな創業者インタビューを集め、それとじっくりと対話。

現在の成功者が無名の時に描いた夢、想いを理解すること。
自ら勝負をする者にとって、この学びが本当に大事だと自分は肌で感じています。
彼らの活動をプロセス思考で追うことで、アイデアが自然と溢れる・・
そんな目的で、本日は事例研究を集中的に行いました。

さて、とりあえず本日冒頭で皆さんとご共有したいこと。それはMixergyというウェブサービスが素晴らしいということです。
このエキサイティングなサイトには、スタートアップ企業の創業者との濃厚なインタビューがギッシリ詰まっています。
本日は、改めてTwitpic代表のNoah氏のインタビュー、そしてこの機会にお送りするOneforty代表のLaura Fitton氏から非常に刺激を受けました。

彼女の活動は本当に素晴らしいです。
リソースほぼゼロ状態から、2億円の出資に辿りついたスタートアップストーリーは必見。

なので本日はインタビューの要点を抜き出してお送りします。
インタビュアーはMixergy創業者のAndrew Warner氏です。(彼も最高。)
では、どうぞお楽しみ下さい。

**和訳開始**

Laura Fitton氏がTwitter用のアップストアである『Oneforty』の原型アイデアを思いついた時、本人は自身を『アイデアを実現するには適していない人材』だと認識したそうだ。彼女はサイトを構築するためのコードについて無知だった。そしてスタートアップのために出資を募る経験もゼロ。かつシリコンバレーにも彼女は住んでいなかったのである。しかし、Laura氏はそんなことを無関係に事業をとにかくスタートさせた。
何故その状況から始められたのか?
素晴らしいアイデアはギフト。そう悟り、それを貫き通す責任を感じたから』そう彼女は説明する。

そして実践を通して、彼女はアイデア実現のために自身が欠いていた従来の条件を乗り越える方法を発見し始めたの。早速、インタビューを通して理解できた、Laura氏の『発見』を今から紹介したいと想う。ただ、インタビュー/会話自体も是非聞いて欲しい。何故なら、ここで紹介する以上に面白い、経験を基にしたアイデアを会話から実感出来るはずだからだ。
この投稿を通してフォーカスしたいのは、Laura氏が実際に事業をスタートするまでに経験した『努力』。そして私達がそこから学べることは、無限にあると私は信じている。

Business Tips via Mixergy, home of the ambitious upstart!

始めに、Laura Fitton氏とは?

Laura Fitton氏は、Twitterユーザーがその付加的ツール・サービスを発見出来る市場:『Twitter App Store』であるOnefortyを創業した人物だ。それ以前は、Twitter for Dummiesを出版、またPistachio Consulting会社の創業者でもある。

Onefortyサイトを通して、Twitter用アプリケーションは確認可能。また@Pistachioで検索すれば、彼女とTwitter上で繋がれる。

常識を覆し、Laura氏がOnefortyを成功させた理由とは?

1. 数年の『つぶやき』を通してオーディエンスを構築したこと

Laura氏のオーディエンスは、私を含め、彼女の努力を見ながら成功を願っていた。故にサイトが誕生した際に、私達はそれを意欲的に試そうと想えたのである。事前にコツコツと信頼を獲得していたからこそ、実現できたアプローチではないだろうか。

2.著名な人々にリーチしたこと

ある人が有名なブロガーや起業家になると、その人物の周りには『嫌な』オーラが生まれやすい。(私の初期のインタビューを見れば、そういった人物に対する私の不安が見られるはずだ)。しかしLaura氏はあえてそういった著名人に手を伸ばし、彼ら/彼女をサポートするように努めた。それによって、彼らはLaura氏の熱心な擁護者(Guy Kawasaki氏は彼女を猛サポート)になったのである。

3.メンターをリクルートしたこと

私と共に働く筆記者達は、Laura氏が積極的にガイダンスを求めた人の数に圧倒されていた。そしてその人々の名前はどれも私が聞いたことのある人ばかりであった。察するところ、彼女は人にサポートを求めることに恐怖を感じず、そのサポートがあったからこそOnefortyが実現でいた事がたくさんあったという事実をインタビューを聞いて頂ければ読み取れるはずだ。

4.サイトを常に前進させていたこと

彼女は頻繁に投資家とコミュニケーションをとり・・多くの場合投資家は彼女に否定的であった。しかし毎回彼らと会うたびに、Laura氏はサイト構築が順調に成果を挙げているという事実を説明出来た。そのスピード感のある進展、そして彼女のひたむきさが投資家の心を動かし、出資という意思決定を誘因したのではないだろうか。

5.彼女は自身に運を引き寄せたこと

多くの人間は容易にこう述べることは可能だろう。とあるスタートアップが落選したおかげで、出資ハブ&メンターシッププログラムである『TechStars』でのポジションが空き、Onefortyが運よく入ることが出来た、と。しかしストーリーの全貌を聞くと、Laura氏が『ラッキー』だった本質的な理由は、彼女が常に『機会』に対して意識的に敏感だったからだと気づくはずだ。

**和訳 終了**

時間の制約上、インタビュー全文をお届けすることは出来ませんでしたが、そのエッセンスは詰まっていたと感じます。

自分にとって、制約条件下の中で自分のトップパフォーマンスを出すということが普遍的なテーマなので、Laura氏から学べることが相当ありました。

努力と工夫次第で限界等どうにでもなる。

そして彼女が事業をあえて始めた理由。
『素晴らしいアイデアはギフト。そう悟り、それを貫き通す責任を感じたから』

この言葉には心が震えます。

次回の記事では、本日学んだ先駆者の言葉、そしてFlickr共同設立者のインタビューをお届けしたいと想います。

どうぞお楽しみ下さい。

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