2010年1月10日日曜日

Malcolm Gladwell, Tipping Pointから学んだこと。

本日もサンディエゴは晴天です。
さて、昨晩Tipping Pointを読み終わり、重要なことを学べました。
Gladwell アツい男です。以下彼がTEDにて行ったスピーチ、またまた素敵です。



本書を読みとおして、目的を実現する≒『ソーシャルムーブメント』を起こす際に無視出来ないことは以下の3点だと感じました。Wonder Shakeにて発信したいと思います。
また、より『リアル』に、Tipping Pointのすごさが伝えるために、以下議論の前提として、変化を起こそうとする個人には経済的なリソースは豊富でない、と仮定します。
では始めます:

1.初めは、『規模』より『質』

経済的なリソースがない場合、お金以外の『力』で私達は変化を起こさなくてはいけません。
さて、確認までに『ソーシャルムーブメント』といっても目的は社会を動かすことではなく、より具体化すればそれは社会を構成する人を動かすこと。彼らの心を動かすこと。彼らの『マインドセット(認識)』にインパクトを与えること。
その際に、『口コミ≒直接的なコミュニケーション』は必要不可欠。では、どういった形で口コミを活用するのが良いかというと、1つ言えることは『規模』より『質』ということです。
お勧め・メッセージメールを1000人に一括で送信するより、その業界において既にネットワークを築いている人間『1人』に想いを届けることの方が圧倒的に効果がある。Gladwellは本書で彼らのことを『Connector』と呼んでいました。

2.全ての繋がりには意味がある

この点も自分は重要だと痛感しました。
事業を成功させたいという『打算』抜きで、人生全般において『出会い』は本当に大事にしないともったいない。人と情報と出会う際に、私達の脳は無意識に自分のプライオリティーに会わせて、人・情報の『重要性』に順位をつけているのではないでしょうか?確かにこの様なやり方をとることで、情報を整理することは楽になるかもしれません。
しかし、その自分達が信じている『重要性』も私達の『未完成な認識』を通して決めているにしかすぎません。より俯瞰的に人類を直視すれば、私達は全ての出会いから学べるし、それ以上に長期的にお互いを支え合うことが出来る。その純粋な気持ちが、結果としてあなた自身を『Connector』に成長させます。そこから社会を変革することが現実味を帯びてきます。

3.状況(Context)で認識を創る

私達が人・情報と出会う際にその重要性を図る『認識』自体、『状況』の影響とは無関係ではないこと。ここでいう状況(Context)とは、『何を:What』『誰から: Who』『どこから:Where』『いつ: When』受け取ったかという属性のことです。私達は無意識に『出会い』を捉えているかもしれませんが、実はその受け取り方・感じ方は『状況』に相当な影響を受けているのです。
この点を把握すれば、自らがTipping Pointを創る際に、大きな変化を生む。自分が相手に届けたいアイデアを誰から・いつ・どこで提供するのか?それによって、情報の受け手の感じ方は180度変わったって不思議ではない。そういうレベルの深い戦いを考え抜いた戦略で勝ち抜いた者が、結果としてTipping Pointを生む者と呼ばれる。

以上、速足でしたがTipping Pointから学んだ3つの重要なメッセージでした。


(San DiegoのBeachにて、今まで見た中で最も素敵な夕日でした!)

変化を生む瞬間(Tipping Point)は突然、説明がつかない形で起きているかのように見えますが、よく事象を捉えようと努力をすると実際はそこには確実にルール・因果関係が存在します。

それを学べたことは自分にとって相当な意味がありました。

2010年も残り355日、ガンガン繋がっていきます。

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