2010年3月4日木曜日

Chasm Bridge 44: ソーシャルメディアを活用したケーススタディー特集 コカ・コーラ、ブリティッシュ航空、HP等 #wondershake

昨日は@moritaeiichi氏とスカイプ対話。非常に優しい、かつ最高にエキサイティングな心を兼ね備えた御方でした。
本当に刺激的な2時間で、また大きな刺激が炸裂。暗闇を抜ける感覚を覚えます。
この時空の制約を破壊するスカイプ対話には本当に感謝です。

またその中で、月曜に語り合ったコーチの話を想起しました。
彼女に推薦された思考プロセス。それは:
1年後、3年後、5年後の自分を明確にイメージし、言語化すること
その思考プロセスの必要性、そして自分にとっての意義がより鮮明化されたと感じています。


(先程撮影したサンディエゴの夕日、内側からインスピレーションが溢れます)

ここ最近まで、長期的なビジョンを策定すること、それを感じ取ることの重要性は大切だと感じていた『つもり』でした
しかし、今までは何とかなるだろう・・だったり、長期的な自分・未来・世界像を想像するくらいなら今を死ぬ程楽しんでやる!等、心のどこかでエゴたっぷりの意地をはっていたのです。
改めて今は『リアル』にそれをイメージすることが思考錯誤ですが、可能になってきました
2015年の3月3日の自分が、5年間のストーリーを想起して、それを振り返って想いを綴るように。

5年後の自分となって、過去を振り巡る感覚です。そうすると自然と気づきます。
3カ月、6ヵ月のビジョンももちろん大事ですが、やはり5年のスパンで考えると現在の『前提』を全く無視出来るので、想像力・クリエイティビティーが爆発する。
後は、それをプランニングに徹底的に落とし込む。
そんな想いで、思考と行動でシナジーを起こしている3月3日です。

さて、本日はいつもお世話になり、自分が尊敬する@ihayato氏がお勧めして下さったソーシャルメディア関連記事をお届けしたいと思います。

記事原文は:10 Best Social Media Case Studies(ここでは厳選して7つ紹介します)
ソースは:HoneyTech Blog、ソーシャルメディアツールに関する最新情報のハブです。

そこまで深くは掘った記事ではありませんが、現状把握をするためのリストとして機能すると考えています。
どうぞ、お楽しみ下さい。

**和訳開始**



商品とサービスのマーケティングのために、ソーシャルメディアサイトを活用する方法は数えきれない程存在する。ソーシャルメディアサイトは最も効果的なSEOテクニックを活用すれば、販売とサイトトラフィック全体に革命を巻き起こす可能性をもつのである。そしてどんなツールを使うとしても、その成功の鍵は確かなマーケティングとアドバタイジング能力だ。もし自社・自身のサイトに優れたコンテンツがあったとしても、プロモーションを怠れば競合に置いていかれるのは周知だろう。ウェブ社会を前提にして語る際、ウェブサイトのトラフィックと収益を最大化するための方法はまさにソーシャルメディアツールの使い方次第なのだ。それがあなたにとって正しく活用された時、このツールはサービスに対するフィードバック、ネットワーキング、大幅なトラフィック・収益の増加をもたらすはずである。

そして最近になって、商品のローンチ・顧客と繋がりを生むために企業が積極的にソーシャルメディアツールを活用する光景が頻繁に見られる。そして実際問題、ソーシャルメディアを通してブランドを向上し、大きな成功を残した企業も少なくない。今回は私達がその中でもトップ10リストを創り、読者の皆さんに何らかの形で刺激を提供したいと思う。

ソーシャルメディアサイトのトップ10は:
Orkut, Facebook, Twitter, Flickr, Hi5, My Space, Xanga, Linkedin, Blogger & WordPressだ。

そして以下に、ソーシャルメディアを活用した好事例トップ10を紹介したい。

1. コカ・コーラ

コカ・コーラのソーシャルメディアケース事例は現時点で最も面白い例である。同社はSlate's The Big Moneyから『Facebookを最もレバレッジした企業』として賞賛されている。また同社のExpedition 206キャンペーンは史上最も大規模なプロジェクトとしてランクインしている。コカ・コーラは自社ブランドをプロモートするために、ブログ連載、写真・動画共有、Twitterでの情報発信、ソーシャルメディアアプリ等、複数のアプローチを取っている積極的な企業だ。



2. X-Men

映画 X-Men-3 “Last Stand”のリリース中に、それをプロモートするためにソーシャルネットワーキングサイトが活用された。そのプラットフォームにて、X-Men主催ページをプロファイルページにて友達指定したユーザーには特典を提供したのである。このメディア戦略の結果、わずか1カ月の間に、myspace.com上の300万人のユーザーが友達申請を行った。そして最終的には、同映画は大規模なオープニングを迎え、ボックスオフィス上で4番目に大きな成功を果たすことに成功した。



3. ブリティッシュ航空

同航空ラインは Open skiesプラグラムをローンチした。このプログラムはプロモーションとして、ソーシャルメディアとコミュニティーマーケティングの融合を選択。そして企業ブログも立ち上げ、グローバルなスケールでその勢いを加速させたのである。同社マネージングディレクターであるDale Moss氏は、Open Skiesの開発・発展過程が感じられるように同氏個人のブログ内容さえも積極的に顧客と共有した。同氏はその機会を自ら創ることで、機内食・そして搭乗クラスに対する顧客のリアルな声を聴き、彼らと議論をすることを可能にした。



4. デル

デルは一般的にはそのコスト効率的な戦略で知られているのだが、ソーシャルメディアに関しては即座に顧客と直接繋がるために、その世界に飛び込んでいった。そして、去年12月の段階で、3億円以上の売り上げがデルアアウトレットTwitterアカウントにおける『つぶやき』を通して獲得出来たと報告している。毎年1兆6000億円の売り上げを叩きだす大企業にとっては小さい成果かもしれないが、経済の先行きが悪い状況では十分に賞賛に値する取り組みといえる。



5. SAP

世界で3番目に大規模なソフトウェア企業である同社は2002年に壁にぶつかっていた。同社はNetWeaverを用いて、プラットフォーム化を遂げたいと願っていたのである。そしてこのビジネス上の問題を解決するためには、プラットフォーム自体をオープン化し、他のデベロッパーの参入を許すしかなかった。故に、同社は地球上に散らばった複数の優秀なデベロッパーと繋がりを創出した。その結果、SAPはグローバルなコラボレーションを実現し、企業内におけるSAP商品導入数は増加したのである。



6. スターバックス

スターバックスアプリMystarbucks.com はソーシャルサイトを連携させつつ、顧客のユーザーエクスペリエンスを向上させた。そしてそれ以上に、スターバックはウェブフォーラムを設置することで、顧客が直接スターバックスの代表者にコンタクトを取れる場を創造した。



7. HP

HP社のソーシャルメディア事例研究も良い例になるはずだ。HP社のソーシャルメディアマネージャーは顧客と日々現場で関わりをもつ専門家と共に働き、クライアントの『リアル』なニーズと、現実に根ざしたビジネス問題を解決するマーケティングコンテンツを構想した。アプローチとしては、ポッドキャストとブログを連携、そして従来の独立系テクメディアを活用することで、HPは広範囲に及ぶバイヤーオーディエンスのレビューを獲得。その結果、HP社のマーケティングチームは現在運営している販売・マーケティングプランにそこで得たインプットを直接活かすことに成功した。



**和訳 終了**

様々な事例がこの瞬間も実験されているスピード感の中で、代表的な企業の取り組みを紹介させて頂きました。
制約なしに、顧客と繋がるツールであるソーシャルメディア。
それを斬新に活用出来ている企業はやはりまだ少数です。

ペプシが現在運営しているキャンペーン等、まだまだ同プラットフォームでの課題は多い。

ソーシャルメディアを使うユーザーはもちろん人間です。
故に人間同士が関係し合う際に重要となる『原則』がソーシャルメディア上でも重要になると感じています。

結果を求めすぎると、それは掴んだと想ったらするっと抜ける。
結果を残すことも大事だが、それ以上にその道程を誰よりも楽しむ姿勢が不可欠。



そのためにはどうすればいいのか?
そうなると答えはある程度、『エゴを捨てる』ことが鍵となります。


自分の短期的なエゴ(収益、トラフィック数等々)を捨てて、ユーザーのために最大限のワクワクや感動を提供する。

そうすることで、不思議にも中長期的には『成功』が訪れる。
そして、その過程でより多くの方が自分の夢を盛り上げてくれる。

そう自分は感じています。

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