2010年2月12日金曜日

Chasm Bridge 32: ソーシャルメディア上で自己ブランドを炎上させない5つの方法 #wondershake

さて、一昨日・昨日とどちらかと言うと『ソーシャルメディア×自己ブランド』というテーマでコンテンツを提供してきました。

2月9日:Chasm Bridge 30: ソーシャルメディアの成功とマズローの5段階欲求モデルの関係性とは? #wondershake

2月10日:Chasm Bridge 31: ソーシャルメディアで『自己実現』する男の物語。『Crush It!』 著者Gary Vaynerchuk インタビュー #wondershake

本日は、その第三章として、@Mashableから面白い記事をお送りしたいと思います。


(部屋から撮影したサンディエゴの夕日。毎日色を変えるその光景に心が揺れます)

自己ブランド・・あまり響きの良くない言葉かもしれません。
しかしそのコンセプト自体は非常に重要だと感じます。換言すれば、『自分のポテンシャルを世界中に共有する』、ということ。それが認知されないまま死んでしまうよりは、きっと素敵なことだと思います。

また確認までに述べさせて頂きますが、もちろん少なくとも私にとって、『自己ブランド』とは、目的を達成するための手段でしかありません。(挑発的な意味は籠められていません)。手段が目的化すると本末転倒だから、というシンプルな理由です。

とはいえ、その反面、手段を楽しめなかったら自分はその目的自体に問題があると認識しています。
故に、そのプロセス(自己ブランド構築)自体も楽しめることも自分にとっては条件。
また手段に対してそれ相応の時間を費やす程実現したい目的なのかどうか?
無条件で達成したい夢なのかどうか?を吟味することも非常に重要だと考えています。

前置きが長くなりましたが、そういった前提を踏まえて2月11日にお届けする記事は:
5 Ways to Avoid Sabotaging Your Personal Brand Online
投稿主は:Mashable!のDan Schawbel氏です。同氏はMashable!にて自己ブランド関連のエキスパートです。

**和訳 開始**

ソーシャルネットワーク上の行いによってプロフェッショナルが職を失い、起訴され、逮捕される等、無数の事件が起きるのを私達は見てきたはずだ。故に、ソーシャルネットワーク上で築いた自己ブランドを炎上させないために守るべきルールを確認・議論するために『今』程重要な時期はないだろう。タイミングが遅れて失敗を自ら起こす前に是非確認したいと想う。

マイクロソフトが発表したレポートによると、人事部マネージャーの64%が候補者のオンライン上プロファイルを確認することを重要視し、その41%がオンライン上の履歴書を基に候補者を棄却している。あなたのオンライン上の存在:自分から公開するコンテンツ(例えばLinkedIn)、そしてあなたについて他人が評価したコンテンツ、それら両方はじわじわと公式の採用プロセスに影響する要因となってきているのだ。
また、現実世界で相手と握手する前に、オンライン上で『第一印象』は確立されていると言っても過言ではない。つまりオンライン上で自己ブランドを管理出来ているか?という点は想像以上に重要になってきているのである。以下の5点は、あなたがソーシャルメディア上で自己ブランドを炎上させないために知っておくべきアドバイスである。

1. 『自分』というブランドを忘れないこと

アメリカ人の58%が『自身』のことをグーグル検索したことがない。しかし、あなたの上司、そして潜在的顧客はほぼ確実にチェックをするだろう。オンラインでも現実世界でも、人々は既にあなたの話題を持ち上げている、そう言ってももはや自然な時代なのである。



あなたが様々なプラットフォーム上で自己ブランドを創り始めると同時に、検索エンジンやソーシャルネットワーク上であなたの名前がヒットすることが増加するはずだ。この状況は、コンテクスト(文脈)によって、チャンスにも危機にも生り得る。故に、ソーシャルネットワークのバイラル性、そしてその偏在性を考慮すれば、人々がオンライン上であなたについてどういった発言をしているのか確認する必要性があることは自明なはずだ。

またウェブ上の発言に注意をしないと、あなたについての批判的なコメントは一瞬にして拡大する。そこで私のアドバイスは以下の通りである。まずGoogle Alertを自身の名前、企業名、鍵となる競合、パートナー、業界に関する重要な単語を登録すること。そして自己ブランドをモニター出来る他フリーツールも活用することをお勧めする。例としては、ソーシャルネットワーク上でより徹底したブランド管理を実施するにはSocial Mentionが存在する。

2. 自己ブランドも選択と集中

将来的な問題かつ、現状問題視され始めているのは、現存するソーシャルネットワークの数と膨大な量のステータス更新数そして受信メッセージ数だろう。もしあなたが全てのソーシャルネットワークでアクティブな場合、時間が経つにつれ、あなたは自己ブランドを『薄く』拡げていることに気づくはずだ。また時間制約下で、全てのソーシャルプロファイルを個別に更新することも困難であるし、その場で共有される写真・プロファイル情報、グループ活動等についても同様に確認することが難しくなる。故に一般的なアドバイスとしては、選択と集中である。最も大きなソーシャルネットワークである(Facebook, Twitter, LinkedIn)、そして業界に関するネットワークに集中的に属すことをお勧めしたい。



また最近では、自身のソーシャルフィードをスケールさせる(1つのステータス更新が自動的に他ネットワークに接続され、手動で同様の作業を行う際のコストを削減する)ウェブサイトも存在する。一瞬で自分が属すネットワーク(Twitter, Facebook, MySpace, Bebo等)へ情報共有を行うサイトとしては、hellotxt.com 又は ping.fmがお勧めである。またLinkedInプロファイル上でも、"#in"タグをつぶやきに用いることで、Twitterとの連動が可能である。またFacebookでもTwitterアプリケーションを活用すれば、つぶやきをFacebook上のステータス更新として扱うことが可能だ。

3. オーディエンスを把握すること



ソーシャルネットワークが成長していく(時間が経過する)につれ、自分が『誰と』繋がっているのかを自然と忘れてしまうことは生じやすい事象だ。高校の友達から始まり、大学の友人、サマーキャンプ時の仲間、仕事を始めれば同僚も含まれることだろう。しかし、その過程で、あなたが戦略的な意思決定を下す時は訪れるはずだ。誰を歓迎して、誰を拒むかだ。マネージャーや同僚をネットワークに追加した瞬間から、自分が何をネットワークに投稿し、他ソーシャルネットワークから何をシンクロ出来るか、内容を再考する必要性が出てくる。1つの失敗はあなたの目の前に『問題』を生むことになるだろう。

Facebook上では、内輪仲間(友人・家族メンバー)用にプロファイルページを設け、プロフェッショナルなイメージを維持するためにFacebookファンページを構築することも出来る。こうすることで、プロファイル自体はプライベート化し、検索エンジンから外せることが可能であると同時に、ファンページを同僚と繋がるためのきっかけとすることも出来るのである。相手としては、プロファイルページをあなたが非公開にしていることに敬意を払うであろうし、ファンページでのフォローを提供することで『オープンさ』も理解出来るはずだ。

4. セルフプロモーションには制限をかける

相手にあなたの偉業や企業の活躍をクリアに伝えないで、相手はあなたとビジネスをしてくれるだろうか?そういう意味で、もちろんセルフプロモーションは自己ブランド構築を狙う上で非常に大事だ。しかし、私が見てる限りでは、人々は過剰に自身の活動を様々なウェブツールを通してプロモートしているように思えてならない。



結果として成功するセルフプロモーションには『謙虚』さが必要であるし、常に自身についてだけプロモートをすればあなたのオーディエンスはフォローを外すか、友達を非申請するか、彼らのネットワークからあなたをブロックすることになるだろう。自身のソリッドな自己ブランドを構築するためにあなたが取れる賢い手段は、他者をプロモートすることである。そうすることで『良い意志(Good Will)』と『繋がり』が創造される。またそれと同時に、あなたの『特技』を『無料』で提供することも鍵である。もしあなたが自身の時間の80~90%他者のサポートに尽くせば、オーディエンスは残り10%の自己プロモーションを歓迎・許容するだろう。そしてその時点であなたが気づくことは、他者が自然とあなたのコンテンツをプロモートしてくれることだ。また面白いことに、自分が自身のプロモートを行うことより、他者がそれを行った方が凄まじい勢いが生まれる、その点も認識すべきだろう。

5. 一貫性をもつこと

『一貫性、持続性』は個人・企業を含め、どんなブランディングにとっても非常に重要な要素だ。
一体感のある、自身が描きたい『絵』を選び、ソーシャルメディア上(あなたのウェブサイト、ブログ、プレゼンテーション、名刺等々)でそれを拡大することは、オーディエンスが抱くあなたのイメージ形成に直接繋がってくる。オンラインツールを用いてコミュニケートするあなたの:絵、名前、自体、色、そして全体的なメッセージにとって一貫性は不可欠なのである。

自身の力で創ったか否か無関係に、あなたの自己ブランドが既に形成されているという事実に疑問はない。
そしてそれを他者と差異化するための必要なものはマネジメントである。オンライン上でのあなたの名前についての言及に気を配り、活用ツールを選択と集中し、オーディエンスを把握し、セルフプロモーション以上の価値を提供し、一貫性を保つことで、あなたはソーシャルメディアを十二分にレバレッジ出来るはずだ。

**和訳 終了**

少し、テクニックに寄りすぎたアドバイスだったかもしれませんが、そのメッセージに自分は納得する点が多かったです。
またこの3日間でお送りした記事にも共通する普遍的な価値(人生にも通じるもの)を見出せました。



まずは自身の夢から、ストーリーは始まる。
昔は実現する可能性のないどうしようもない言われた夢。
現在はソーシャルメディアの力で『常識』が破壊される

このブログで、Twitterで、Facebook、USTREAMで私達は時空という概念を超えて共にチャレンジが今すぐ出来ます。本当に、やり方・アプローチ次第で何でも可能。
もちろんアプローチだけではなく、あなたがそれを寝ないでもやりたい、と思えるくらいそれを楽しめないといけない・・日々情熱を持てているか?持てていないなら、どうするべきか?

ソーシャルメディアは『無限の問い』と『無限の答え』の場。

量・オプションが多くなった幸運な環境で、自身が今必要なものは何か?


そのために誠実に、ひたむきに、情熱的に、日々本気で勝負出来ているか?

自問自答しながら、世界中の仲間と共に目的実現に走り続ける。そんなワクワクする2010年です。

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