2010年1月22日金曜日

Chasm Bridge 14: 米航空会社JetBlueから私達が学べる4つのこと #wondershake

本日は哲学の課題を翌朝に間に合わせるよう必死なのですが、現在はブログに精神を移しています。
課題が『自由意思』とは存在するのか?的な題材なのですが、とにかく決定論という概念に対して私は大分寂しさを感じています。運命もチャンスも創るのは自分自身、それを人・モノのせいにするようでつまらない、そう考えています。故に、この課題は実は語りがいがあったりします。

前置きはさておき、1月21日にお送りする記事は:Newsletter #766: The “Lessons from JetBlue” Issue
投稿主は:"Damn, I Wish I'd Thought of That! "のライターであるAndy Sernovitz氏です。



Andy氏のブログは毎回クリエイティブな切り口で情報をシンプル提供してくれるのでお勧めです。
さて、どうぞお楽しみ下さい。

**和訳 開始**

現在、最も混乱化した航空業界にてJetBlueのみが継続的に顧客から愛され、最も高い利益率を叩きだしているのは何故だろうか? 私達が彼らの成功から学べることは以下の4点である:

1) 細かい想いやりを大切にすること
2)喜びを分かち合うこと
3)多くの話題を自ら創ること
4)ブログを『大きく』活用すること

では見て行こう。

1)細かい想いやりを大切に

小さい工夫が積み重なってブランドが創られることを優秀なマーケターは知っているはずが、JetBlueはその中でもトップランクだ。競合が顧客に対して多様な価格プランのみを提示している一方、JetBlueは顧客への多岐に渡る『細かい』想いやりで知られている。彼らの有名な食べ放題フライドポテト(ブルーポテトチップスと呼ばれている)、無料Wi-Fiサービス、そして空港ターミナルにはサテライトラジオが完備されている。故に、この会社は質の高いサービスと面白みのある性格で親しまれているのである。
もしあなたが同様なサービスを試みるのであれば、小さい変化に一気に挑戦するのではなく、身の近くにあるもの(待合室での工夫、電話のホールド音等)でシンプルにオリジナリティーを出し始めてみてはどうだろうか。

ここでの学び:大きな『何か』を創る際は、それを実現するための小さな機会を見逃さないこと。


2)喜びを分かち合おう

誰かから自分の行いが認められた際、それをあえて共有しよう。その傑出したサービスでJD Power & Associates awardをJetBlueが受賞した際、彼らはそのニュースと喜びを全国に『飛び』流したのである。例としては、機内でその賞のための席を用意、客員がそれをアナウンス。さらに従業員はそのトロフィーを手に街中を駆け巡り、ランドマークと共に写真撮影までした。そうすることで、本来はJetBlueのサービスについて無知だった人までこの動きに巻き込むことにJetBlueは成功したのである。あなたもこのコンセプトを自分が認められた際(ベストセラー、好感触なレビュー等)に使ってみると良いのかもしれない。

ここでの学び:表彰や賞賛はそれだけでは大して意味はなく、それを人々に知らせるあなたの活躍がそれを際立たせる。

3)多くの話題を自ら創ること

口コミを巻き起こし、それを継続させるために必要なことは、多様なトピックにチャレンジすることである。JetBlueは近年多くの話題を創った。最初は一日限定の全国横断チケットを$14で提供、さらには$599ドルでどこまでも好き放題飛ぶことが出来るビュッフェ形式フライトチケット。こうして、友人間で一瞬にしてこの『千載一遇・人生に一回きりの航空プラン』は広まったのである。このプランが発表された数分後には既に企業ウェブでの経路マップページアクセスが700%上昇した。

ここでの学び:企業が恐怖と怠慢を乗り越え、新たな口コミ活動に乗り出した時初めて、『勢い』は起こり始める。

4)ブログを『大きく』活用すること

もしあなたが素晴らしい写真集や新しいデスクトップ背景イメージを探しているのなら、Boston.comのBig Picture Blogを参考にして欲しい。サイトは巨大な写真達とシンプルな解説で構成され、そのイメージは世界中で起きているイベント、自然災害、政治的運動等を紹介し、読者の好奇心を沸かしてくれる。

ここでの学び:あまり多くは語らずに、人々の好奇心を沸く場を提供しよう。

**和訳 終了**


当記事を読んで、人間はやはり『驚き』が大好きなんだな、と確認出来ました。

コミュニケーションでもそうですが、自分が言いたいことだけを言った後、相手がそれを全く理解していない・又は聞いていなかったら嫌ですよね。
ましてやそれが自分の好きな相手だったら尚更でしょう。

やはり自分が何を言いたいかではなく、相手が何を聞いたら喜び・驚けるのか?
それを考え・実践すること。

そのために相手について自然と学び、相手が感動できる場を提供する。
これは企業のサービス、ソーシャルメディアマーケティングでも同様に通ずるルールかなと感じます。

『日常的な小さな驚き』を気づき、共有すること。

人と人が繋がる際の肝だなと改めて感じます。

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